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私はモロッコに住んでいる日本人です。小学生の男の子が二人います。
子供に何をどう学ばせるべきか?海外在住日本人小学生が受講できる通信講座や学習について調べた結果、私がやってみたいと思ったものを理由と共に紹介してみようと思います。(受講料等は小学1年生の場合を例にとってあります。)
1 無学年式教材 【すらら】
私の長男は算数が得意ではありません。年子の次男がすんなりとクリアできるところをつまずいてしまいます。何度も何度も同じことを繰り返し、できないところまで戻って学びなおしさせています。本人には言いませんが客観的に見て次男の方が学習習熟度は上です。1学年違いですが結果として同じ学習内容になっています。
理解するために必要な時間は1人1人違う、というのが子育てを経験しての実感です。
できる子はどんどん先に進めばいいし、できない子はじっくり学ぶ。それができるのが【すらら】なのかなと思います。
私は帰国の予定はないので、学年に合わせて学ぶ必要性がないという前提はありますが、今は土台作り、地固めをやる時期というのが私の方針です。
自宅のパソコンかタブレットを使っての学習となる。インターネットを通じた対話型のゲーム感覚で学んでいく。キャラクターと対話しながら基本概念を学び、ドリル機能で各自のレベルにあった問題を出題し、理解を定着させる。
特筆すべき点など
・無学年式なので、自分のペースで学習できる。振り返り学習もできるし、理解が早ければどんどん先に進むことができる。
・発達障害など障害を持つ子にもおすすめされている
・「まとめプリント」を印刷して勉強することができる。飛ばしても問題ない。
日本語より現地の言葉の方が得意な子がのんびりやるのにもよさそう。
2 【ブンブンどりむ】株式会社どりむ社
私の息子は家庭では日本語で話し、家の外では現地語を使いこなせます。
日本語のyoutubeもよく見るので、ある程度の会話は理解できます。しかしそこが盲点。「十分に日本語ができる」と本人たちは勘違いしています。実際はまだまだ不十分で、何かを日本語で説明するとなるとかなり手こずるというのが現状です。
普通に考えて作文を書かせるというのは有効でしょう。
ただ、私が先生になってしまうと子供たちはやりません。私が普段使う言葉以外の語彙力を伸ばすためにも身内以外の第三者に指導してもらうのが好ましいと思います。
子供たちは学校に通っているから勉強してないわけではありません。足りないのは日本語学習だけという場合には【ブンブンどりむ】が最適だろうと思います。
小学生全般を対象に「作文力」を伸ばすことで読解力、思考力といった「国語の総合力」を身につける作文通信教育講座。
1ヶ月の流れ
①教材が届く 毎月月末に教材が届く。
②勉強スタート 1日10分程度の学習。それを終えたらワークシートなどで学びを深める。
③提出課題に挑戦 毎月5日・25日は提出課題シートに挑戦。作文を書く。
④提出課題の返送 赤ペンコーチのアドバイスで復習。
特筆すべき点など
・監修にベストセラー『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝先生
・課題を提出するとポイントシールがもらえる。ポイントに応じてプレゼントと交換できる
・毎年3月に作文力判定テストを受けることができる
その他 海外受講できる講座、タブレット学習など
ここから先は正直言うと我が家には合わないかなと思ったのですが、せっかく調べたので自分用のメモを兼ねて紹介します。
【Z会の通信教育】株式会社Z会
Z会はレベル高め。中学受験を見据えているのですね。
わが子はレベルについていけないかも。
<タブレットを使って学ぶ・小学1年生タブレットコース>
前月末に教材&スケジュール配信。タブレット、紙の教材で学習する。当月下旬まとめテストで定着をチェック。月末に、まとめテストの結果にあわせて発展問題が出題される。
<紙の教材で学ぶ・小学1年生コース >
毎月、テキストと添削に取り組むシンプルな学習スタイル。課題を提出すると、担任指導者が添削指導をして返してくれる。
特筆すべき点など
・タブレットはipadが必要。App Storeが対応していない国・地域では受講できない
日本国外在住だと中国や韓国のメーカーの機器を使ってる家庭は多いと思う。
ipadかぁ・・・。
【デキタス】株式会社城南進学研究社
・WEB学習システム。専用機器は不要。
・単元ごとの2~5分程度の授業動画を見る→○×チェック問題→取り組むたびにランダムに出題される演習問題10問。→チャレンジ問題(応用問題)→復習問題という流れ。
・さきどり・さかのぼり学習やテスト対策もできる。(学習中の分野に関連する分野がある場合のみ表示される)
・授業に沿った穴埋め式ノートを印刷して使うことによって、記憶を効果的に定着させる。
特筆すべき点など
・ランキングや、年に数回開催される全国イベントで、仲間と競い合うことができる。
・各社の教科書に対応
・学習結果は表・グラフ・カレンダー等で確認することができる。
・ポイントを貯めると、景品やアバターと交換することができる。
結構、盛りだくさんだね。
無料体験してみました。事前に登録する項目も少なく、簡単にダウンロードできました。クレジットカード番号も無料体験の段階では求められません。登録すると6日に渡ってメールが来るので、そのガイドに沿ってやってみるとわかりやすいです。
体験した結果、子供が続けやすいように工夫されていると感じました。また、生活科の科目がある点が良かったです。海外で日本人の子供を育てるうえで、見落としがちなポイントを学習できます。
子供が1人なら、負担が少なめの値段かな。
【スタディサプリ小学講座】株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
自宅のタブレットやスマホから受講する。レベル別(基礎・応用)の授業動画と、授業対応テキストに書き込みながら理解を深める。勉強が難しくなる小学4年生からが対象
特筆すべき点など
・高3までの全ての映像授業が見放題
・プロの講師が黒板の前で講義している動画なので学校や塾のような感じ
テキストをPDFから印刷するのはめんどくさいなぁ。
日本から送ってもらえばいいのかも。
12か月一括だと特に安くてびっくり価格!授業動画が見放題だから戻り学習や先取り学習をする場合はテキストが有料(1冊1,200円)になるということなんだね。
【スマイルゼミ】株式会社ジャストシステム
ジャストシステムが開発した専用タブレットを使用。毎月教科書に対応した教材が配信される。
特筆すべき点など
・スマイルゼミから送付されるのは、専用タブレットのみ。
・タブレットは専用ペンを使って、手を画面に置いて字が書ける。
・タブレットに全教科+漢字と計算のドリルが付いている。
・英語が標準教科として無料で学べる。
入会するなら自己責任でということなんでしょうね。
とにかくこの専用タブレットが全て。仮に日本から持って来たとしても、壊しちゃったり、故障したりした場合を考えると受講するのはちょっと怖いかも。
名探偵コナンゼミ
2021.3.26サービススタートの名探偵コナンゼミ。海外から受講可能です。
小学館の小学生向け通信講座「まなびwith」がリニューアルされたものなので期待できそうです。
詳しいことは公式ページを見ていただいた方がわかりやすいので、簡単な説明と個人的な感想にとどめます。価格はすべて税抜価格です。
上記の1~3の中から購入選択できます。ナゾトキだけワークブックだけが可能ということです。
ナゾトキはベーシックコース(小学1~2年生向け)とアドバンスコース(小学3~6年生)向けの2コースなので、年が近い兄弟姉妹なら一緒に楽しめる可能性もある!と思いました。
通信教育のワークブックはPDF版なら教材配送よりも1000円安いうえ、海外配送料も必要なくなるので、海外在住者にはかなりお得感があります。
4 無料プリント
お金を使わなくてもインターネット上にある無料学習プリントを利用する手もあります。
年々、無料プリントのサイトも増えていてレベルも様々です。
私の息子は算数が苦手です。通っている学校は宿題はあまりありません。また、使っている教科は日本の教科書よりも練習問題が少ないです。日本だったら教科書+ドリルだと思うのですがドリルもありません。
問題をこなす絶対量が足りていないので無料プリントは非常に助かります。
私がよく利用するのははプリント365というサイトです。算数の中では計算のきまり、計算の工夫、暗算などは特に繰り返しやらせています。九九を覚える段階では100ます計算も効果的かなと思います。
算数パラダイスというサイトも暗算問題が多めです。算数に特化したサイトなので子供がつまずきそうな(大人にも大変になってくる)問題を易しく解説しているのもgood!
5 海外子女向けオンライン家庭教師eFFISAGE
私は「オンライン家庭教師もありかな」とも考えています。
我が子の場合ですと、勉強が嫌いでなかなかやってくれません。母親である私とは勉強する気もなかなか起こしてくれません。他人が教えるというのは緊張感があっていいかもしれません。
海外子女向けにeFFISAGEがあります。日本国内向けにはないノウハウもあるでしょうし、時差なども考慮してもらえるのではないでしょうか。
6 オンラインそろばん
海外子女向けとうたっているわけではないのですが、オンラインなので居住国によっては出来ないこともないのかもと思ったので紹介してみました。
子供の頃、そろばんができる友達がいました。暗算がとても早く正確で驚いたものです。一方、私は大人になった今でも算数は苦手で、人前で計算するときなどは「早くしなきゃ」とか「間違えたら恥ずかしい」と緊張します。こういう思いを子供たちがしないといいなと願うばかりです。
ちなみに私が住んでいるモロッコにもそろばん塾はあります。世界的にその有用性が認められている証拠ではないでしょうか。
まとめ
子供の教育には頭を悩ませる日々ですし、現時点でさえ「やっておけばよかった!」後悔していることもあります。
今の時代、海外に住んでいても日本の教育を受ける手段はたくさんあるとわかったので、一人一人にあった学習方法を探してあげたいなと思うところです。