家に来て欲しくない、子供の友達。よその子でも叱らなきゃだめ。

子育て

子を持つ親として、子供たちの友達付き合いは尊重したい。
けれどここは世界三大うざい国の一つと言われるモロッコ。子供のうざさも破壊力抜群です。
よその家の子を叱ることが私は苦手でした。でも叱らないとやってられませーん!!
子供の友達が家に来たらどうするか?そんな話を書いています。

モロッコ人の親のしつけ

一概にモロッコ人の親はこうだ、といい切ることはできません。
あくまでも、個人的な感想としてですが、よく言えば放任主義、思った通りに言えば子供はほったらかしです。突然子供をわが家に連れて来て、自分はどこかへ行ってしまう人もいます。

ぼかいか
ぼかいか

うちは託児所じゃありません!!!

親が一緒の場合でも、訪問先の家で子供がけがをした、大火傷をした、プールで死亡した等の話を聞きます。親が目を離しているからです。

私はこんな失敗をしました。
近所のA君の家に、私の息子たちが遊びに行きたいというのです。
知っている家ですし、お母さんも在宅なので少しぐらいはいいかと遊びに行かせたのですが、間もなく、息子二人たちが泣き叫んで帰って来ました。

上の息子より2歳年上のA君が「けんかごっこをしよう」と言ってきて突然殴られたというのです。上の子はおなか等に数回のパンチを受け、下の息子は顔を殴られ、あざができるほどでした。男の子だから、子供の遊びだから、と看過できるレベルではありません。

大人が家にいたとしても、子供を見ているわけではないので、いないと同じです。
自分の家でも外出先でも子供たちはやりたい放題。
そんな子たちが我が家に遊びにやってくるのです。

子供の友達が家に来るとこうなる

私の子供は小学校低学年の男の子が二人です。友達はだいたいプラスマイナス3歳ぐらいです。
このぐらいの年頃の子供たちが家に来るとだいたいこうなります。

  • 家中すべての部屋に勝手に入る。
  • 冷蔵庫を勝手に開け、中のものを食べたいと言ってくる。
  • 庭の花壇に入り、泥だらけの靴で家の中に戻ってくる。
  • ガラス窓を表側も裏側も汚い手で触りまくる。
  • おもちゃを勝手に取り出し、高確率で壊す。

子供の友達が来ている間は監視していなければなりませんし、翌日はかたづけと掃除にかなりの時間を奪われることになります。

大事なのは自分の子供

よその家の子を叱ることが、私は抵抗があってなかなかできませんでした。
しかし、よその子を叱らないと、自分の子を叱ることになります。

「友達にだめだよってなんで言わないの!」

でも、たとえ息子たちが、「だめだよ」「やらないで」と友達に言ったとしても、モロッコ人の子供はしつこいのです。大人が出てこないと相手が嫌がっていてもやめません

理不尽に怒られる息子たちが不憫です。

ぼかいか
ぼかいか

私の息子たち、とってもいい子なの!

これ、もう入手するの大変なんだよ!

ある日、遊びに来たBちゃんは息子たちが大事にしているしゃべるぬいぐるみをプールに落として壊しました。ごめんなさいなど言うわけでもなくへらへら笑って私のところへやってきました。別のおもちゃを持ち出すためです。黙ってみていたら、またおもちゃを持ってプール付近で同じように遊びだしました。何も学習していないようです。

このおもちゃは「コロナでうちはお金がないけど、パパとママはあなたたちが大好きだから買うんだよ。大事にしてね」と息子たちに言い聞かせて買った物です。
息子は自分は悪くないのに泣きながら「ママごめんね、大事にしてたんだよ」と謝ってきます。
なぜ、息子が泣かなければならないのでしょうか。

頭にきたので、「B、やめなさい」と大きな声で言いました。
怒っていることは伝わっているはずです。
翌週またしれっと遊びに来ましたが・・・。

ぼかいか
ぼかいか

言ってやったわ!!と勝ち誇っていたら、Bちゃん、トイレに

大きなウンコを残していった・・・。キィィィィー!!!

また、先ほども出てきたA君は息子の勉強を妨げます。
A君の学校は3時半に授業が終わり帰宅しますが、私の息子たちの学校は、午後は3時半から5時半まで自宅からオンライン授業です。

息子たちが「5時半に遊びに来て」と言っているのに、B君は4時半に遊びに来ます。
家に入ってきてしまい、息子が嫌がっているのにオンライン学習のカメラに入り込みます。

「僕はこれわかる。かーんたん!」3歳も年が離れているので当たり前です。

ぼかいか
ぼかいか

私は何を思えばいいんだろう。
私は何を言えばいいんだろう。

「ごめんね、今勉強中だから出て行って」というと「わかった」と答えるのですが、家には帰らず、うちの庭で1人大暴れ。ガラスの近くでキックボードを振り回しています。放っておいたら何をされるかわかりません。

これは乗り物。振り回すものではない!

「あなたの家に帰ってください」このようにはっきりと言わなければなりません。

対処法

以上のような経験から私が決めた対応。

初めて来たときが肝心。見栄をはって優しい人、気前がいい人にならない。

一度甘い顔をすると次回からそれが当然のことになるばかりか、要求がエスカレートします。
よその子供たちからいい人に見られてもたいしてメリットはありません。

だめなことは前もって言っておく

突然怒るのはフェアではありませんし、「言ったよね?」と強く怒ることが可能になります。

名前を言って、目を見て大きい声で叱る。

子供たち全員に怒ったつもりでもモロッコ人の子供は「我、関せず」といった様子です。
怒られてもへらへらしており、心臓の強さはある意味尊敬します。

名前を言って「あなたに怒っているんだよ!」と強めに言わないと効きません。

夫を頼る

夫に愚痴を言ったら、相手の親に結構ストレートに言ってくれます。
険悪なムードになるわけでもなくモロッコ式で解決できます。
一人で我慢することは無駄です。

また、夫が直接子供たちを叱るというのも効果があります。
男性が怒ったらシンプルに怖いですから!女性は甘く見られています。

まとめ

子供たちが喜ぶので、お友達と遊ばせてあげたいという気持ちはあります。
叱ったり、だめだよと言ったりして、嫌な人と思われたくない気持ちもあります。
でも一番大切なのは自分の子供たちです。
良い人ぶって何でもOKにして、子供に悪影響を及ぼしたら意味がありません。
自分の可愛い子供たちのためならば、よその子から嫌われてもいいんじゃないか、
そう思うのです。
だから、私はよその子でも叱ります。

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