2019年末、LG電子の全自動洗濯機、TwinWashを購入しました。
使ったことのないメーカーということもあって戸惑うことが多いです。
使ってみた感想などを書いてみます。
二槽式洗濯機からの卒業
新しい洗濯機を買うまでは二槽式洗濯機を使っていました。
日本人の若い方は見たことがない人が多いでしょうね。
蓋を開け、左で洗って、右で脱水。
脱水機。平らに入れないと、ゴトンゴトンうるさい。
安定させるために中蓋をして回す。
「えっ、二槽式!?」とはじめはがっかりしましたが、砂埃の多いマラケシュでは、何でも水でザバザバ洗い流せる二槽式洗濯機は使いやすかったです。
欠点は、やはり手間暇、時間がかかること。
モロッコの家電店売り場では、二槽式洗濯機もまだまだ売っていましたが、全自動洗濯機の方が多く売られていました。
日本製品の商品は無く、韓国製品が圧倒的に強い印象でした。ヨーロッパ製の商品は多いですが、商品に魅力がないというか、ヨーロッパ製を選ぶメリットがよくわかりませんでした。
これ大きくていいんじゃない?
いろいろな機能があるよー。
自分で洗濯することなど皆無、そしてこれからもないであろう夫がなぜか張り切って選び、買ってくれたのがLG電子のTwinWashです。
LG電子のTwinWash使ってみた。
一般的な大きさのメイン洗濯機の下に、引き出し式の小物洗い用ミニ洗濯機が付いるのが特徴的です。それと様々な菌を消滅させるスチーム機能が大きくPRされていました。
大きさは12ー8kgと書いてあります。あまりよくわからないけれど8~12kg洗うのに適しているのかなと。
これより1サイズ大きいものもありましたが、4人家族には大き過ぎと感じます。
メイン洗濯機を使ってみた感想。メリットとデメリット
メリット、良かった点
・水温が20℃から90℃まで設定できる。
マニュアルによれば、コットン、枕カバー、ベビーウエア、シーツなどは60℃から90℃で洗ってもいいらしい。まだ使ったことは無いけど、短髪の夫は枕カバーが汚れやすいのでいいかも。
・入れ忘れた洗濯物を途中で追加できる。
ただし水温、水位が高くない時に限る。
洗濯物を回して、さあ、掃除って段階になると出てくる片方だけの靴下!
主婦あるあるだねー。この機能はありがたい。
・スチーム機能
様々な菌を殺菌できるのがウリのようだが私は使ったことはない。
しわしわになった洋服をスチームで伸ばしてくれる、スムージング機能が便利だった。びしょびしょになるので、また干さないといけないけれど。
デメリット
・洗濯終了までにかなり時間がかかる。
標準コースでも1時間50分以上かかります。設定によってはもっとかかるので、生地の痛みが気になって仕方がありません。時短コースもありますが、これだと汚れ落ちがいまいちです。
これって普通なの?日本の洗濯機ってもっと早かった気がするけど・。
※脱水時の回転数によっても変わります。
今洗濯機を買うとどのメーカーもこんな感じかなのもしれませんが、何しろ今まで二層式洗濯機を使っていたので、驚きや戸惑いの連続です。
mini洗濯機を使ってみた感想。メリットとデメリット
メインの洗濯機の下に引き出し式でおさめられているのがmini洗濯機。
日本で使われてるような縦型洗濯機を横に薄く切り取ったようなイメージの洗濯機。
メイン洗濯機が縦に回転してたたき洗うイメージなのに対して、mini洗濯機は横に回転、ゆさぶられて洗う感じ。
細かく調べて買ったわけではないこともあって、mini洗濯機は「思ってたのと違う。」という点がいくつかありました。
メリット
・脱水だけ、すすぎ+脱水もできる
靴を手洗いした時の脱水に使っています。
・色落ちするものは別に洗える。
デメリット
・メイン洗濯機とmini洗濯機は、機能・操作が完全に別物
大雑把にいうと、この洗濯機は大小の個別の洗濯機を重ねただけのものです。
メイン洗濯機にある様々な機能(温度設定、脱水の回転数設定etc..)はmini洗濯機には装備されていません。
・柔軟剤を事前に入れることができない
「すすぎ」が終わるとお知らせ音が20秒間鳴るので、その間に一時停止して柔軟剤を洗濯槽に直接入れなければなりません。
お知らせ音終了から30秒後には柔軟剤を入れなくても自動的に次の行程に進みます。
主婦って家事を複数同時進行してるから、これは結構きびしい。
・汚れがひどいものには向いていない
手洗い、下着洗いなどの設定はあるが、ひどい汚れ物洗いコースの設定はない。
手洗い(49分)とデリケート洗い(50分)の違いがよくわからない。
下着洗いだと1時間半ぐらい。
・蓋の開け方がわかりにくい。
どうやっても開きません。これは変です。たぶん不良品。ひどい!
設置に来た人が壊したんじゃないの~。ひどい!
最初、ふたの開け方がわからず、夫とふたりで「壊れている」という結論にほぼ達していましたが、youtube のレビュー動画で蓋をあける瞬間を発見することができました。
ぶっちゃけmini洗濯機は、あれば便利だけど、改善してほしい点が多いです。
説明書はついているのか?
韓国の電化製品には紙の説明書はついておらず、ネット上に準備されているということは知っていました。
私たちが買った洗濯機にはmini洗濯機用の紙の冊子になっている説明書が付属していましたがメイン洗濯機の説明書はありませんでした。
ネット上で探しても、同じ型のものは見つけることができませんでした。
英語版で近い型番の説明書と日本で発売されている洗濯機の日本語の説明書が見つかりました。どちらもあまり詳しいことは書いてありませんが、困った時のヒントにはなります。
失敗したこと
mini洗濯機で何足かの靴を脱水した時のことです。底面を上に向けて置いた靴があったのですが、入れ方が悪かったため、入り口の縁の部分にあたったまま回り続け、ゴム底が削れてしまったことがあります。1足ダメにしてしまいました。
mini洗濯機は雑に入れると洗濯物をダメにしてしまう可能性があるので注意が必要です。
突然のチャイルドロック
モロッコで買った洗濯機なのでボタンパネルの表示はフランス語です。
ある時mini洗濯機に「CL」という表示が出てボタンの操作ができなくなりました。
手元にある説明書のエラーコード一覧に「CL」がなかったので、まず何のエラーなのか特定するのが大変でした。「CL」はエラーではなくチャイルドロックの略でした。
ここは英語なのね。
何かのはずみでチャイルドロックがかかってしまったようです。次は解除方法探しです。
メイン洗濯機には「Verrouillage enfant」とフランス語で書かれたチャイルドロックのボタンがあるのに、mini洗濯機はそのボタンがありません。
にっこり笑った鍵の絵とつながってるボタン(Nettoyage de la cuveとRinçage)を二つ同時に長押しするとロックが解除されます。
わかりにくいと思うのは私だけ?
脱水の回転数について思うこと
メインの洗濯機は400、600、800、1000、1200、1600から回転数が選べます。
ただ、1600にするとかなり時間がかかります。洗濯物も痛みそうですし私は普通1000を選んでいます。理由は1000だと二槽式より水が抜けた実感があるからです。
mini洗濯機は脱水回数は選べません。弱いです。私の肌感覚では二槽式と同等かそれ以下、1000は絶対ない。600か800と予想します。
ちなみに、カルキ除去剤使用をおすすめします。
モロッコではお湯を沸かすヤカンや電気ポットにカルキが付きます。カルキというのは白い石灰質の塊で固くこびりつきます。
この洗濯機もお湯を使うので、洗濯機にカルキがつくのかなと思います。
洗濯機のためにはカルキ除去剤の使用がおすすめです。
おすすめはcalgonです。
ヨーロッパでも広く使われています。
何も使わないと、洗濯機から悪臭がしてくるのですが、calgonは匂いも取り除きます。
私は最初、安いメーカーのものを買ったのですが、全然匂いが取れませんでした。
まとめ
一年使ってみて振り返ると、面倒なこともありますが、この洗濯機を買って良かったと思います。
モロッコでは出番がないだろうなと思っていた乾燥機能も使う機会がありました。
何より、洗濯機のおかげで自由時間が増えたことが大きいです。ブログを始められたのも洗濯機のおかげかもしれません。
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