生理用ナプキンの話。手ぬぐい+産褥ショーツでもわりと平気。

生活

モロッコのナプキン

モロッコでもナプキンは普通に売っています。ちょっと前は1パックに10数個ぐらいしか入っていないものばかりだったのですが、最近は26個入りというのも見かけるようになりました。

品質は予想通りといいますか、日本製にかなうものはありません。「always」という商品はTVコマーシャルもやっていて、ヨーロッパでも売っているのをみかけました。かといってすごくいいわけでもありません。「mia」という商品の方が使い心地が良かったです。

日本では見かけない商品があります。粘着面は普通に紙が貼ってありますが、個包装されていません。折りたたまれず長いまま袋に入っています。一瞬、無駄なゴミが出なくてエコだなと思ったのですが、使用後のナプキンは包んで捨てたいので、トイレットペーパーを使うことになり、たいしてエコでもない、という感じです。

モロッコ人の義妹はタンポンを使っています。(使用前のものとはいえ、人目に付く場所に置きっぱなしにするの困ります)
アプリケーターはついておらず、個包装もされていませんでした。スーパーではアプリケーターが付いているものが売っていますが、地元の人はできるだけ安い買い物をするためこちらを買う人もいるということです。

最近知ったのですがパンティライナーもいろいろな種類のものが売っていています。私は日本でも使っていなかったので、もしかしたら使うのが普通の時代になったのかな?と気になります。

手作り布ナプキンを使ってみた

というわけで、簡単に生理用品は手に入りますが、せきやくしゃみをすると尿漏れをするようになったことから、布ナプキンでも作ってみようという気持ちになりました。

ネットで布ナプキンの作り方を探すとたくさん出てきます。実際に作って使ってみると

  • 渇きにくい
  • 汚れが落ちにくい、
  • ゴリゴリ洗うからすぐだめになる

というのが欠点でした。

布ナプキンをトイレに流しちゃった事件

突然どうでもいい余談です。自作の布ナプキンをうっかり自宅トイレに流してしまったことがあります。素材は日本の街頭で配られていた小さなハンドタオルで、布ナプキンとして使うとかなりしっかりした厚さです。

「やばい!詰まる。」とあせったのですが、驚いたことにそのまま流れて行きました。その後も1年以上そのトイレを使いましたが、何事も起きませんでした。びっくりです。

ぼかいか
ぼかいか

だんなさん、私のあの布ナプキンどうしたんでせうね。

だんなさん
だんなさん

知りません。流れて行った。問題ない。話終わり!

手ぬぐい+産褥ショーツで十分なことに気付く

ある日、生理が来たのですがナプキンの買い置きをきらしていました。
そこで、身近にあった手ぬぐいを使ってみました。折って下着に載せるだけなので簡単です。
ショーツは出産時に使った産褥用ショーツを履けば下にしみた時も安心です。

ぼかいか
ぼかいか

出産後数日間は悪露と呼ばれる出血があるんだよ。生理用ナプキンを大きくしたような悪露用ナプキンを当てておくんだけど、日本では漏れを防ぐための防水布が付いている産褥用ショーツというものが売っている。
私は買ったけど、2回出産してトータル1ヶ月使わなかったぐらい。

問題は使用後の手ぬぐいです。私はビデで洗ってます。基本はお尻を洗うところなのですが、自分で掃除している場所なのでさほど気になりません。
血をみるとお笑い芸人の「人でも殺したんか!」って突っ込みを毎回思い出しますが笑

ぼかいか
ぼかいか

ビデって知ってる?トイレットペーパーでお尻を拭いてから、ビデでお尻を洗うんだよ。最初は手で直に洗うことに抵抗あったけど、大量の水で洗うから気持ちがいいよ。

「○○町盆踊り大会」とか「△△参拝記念」とか書いてあるどうでもいい手ぬぐいなので、ゴリゴリ洗ってもいいし、誰に見せるものでもないので、真っ白にする必要もありません。
ただの薄い一枚布なので乾きも早いです。アイロンを当てれば一瞬で乾きます。

ぼかいか
ぼかいか

若いころより、血液の量が減ってきたからできることかもね。
量が多い日は使い捨てナプキンがやっぱり便利だよ。

あと、厚さもぴったりとした服だと気になるだろうね。

思ったこと

布ナプキンは買うこともできますし、自分で作ることもできますが、手ぬぐいをナプキンとして使ってみたら、案外良かったのです。
布ナプキンを作る時間がとても無駄だったと思っています。

「無いなら作る」という考え方は日本人にはわりと普通のことで、日本人として誇りに思いますが、最近は「作る」ではなく「代用する」という選択肢もありだなと思えるようになりました。

言ってみれば、手ぬぐいはナプキンの代用です。見た目や機能性は落ちますし、貧乏くさく見えます。
でも、完璧なものを求めない、ちょっと不便だけど気にしない。快適さを追求しない生活がなぜだか私は心地いいのです。

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