第１回　日本から船便で送ってもらった荷物が届いた。

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私がモロッコで暮らし始めてから、日本の家族が定期的に荷物を送ってくれています。
数日前も届きました。このご時世のため、我が家の収入はほぼストップの状況なので、非常にありがたいです。

今回は何が送られてきたのでしょうか。特別変わったものはありませんがお見せしてみます。

この記事、需要ある？

他人の荷物の中身など興味がないと思った方もいるかもしれません。でも、見たいと思う人もいるはずです。

もらう側としては何をもらってもありがたいものですが、送る側は悩むのですね。
私の母のように、海外にいる子供や孫に何を送るか悩んでいる方がいるかもしれません。そんな方に楽しんでいただけたらいいなと思って、荷物の中身を公開してみようと思ったわけです。

モロッコへは専ら船便利用です。

荷物の中身を紹介する前に、送付手段である船便の話をしておきます。

日本からモロッコへは専ら船便を利用しています。
船便は時間がかかりますが、特に急ぐわけでもない場合、料金が安い船便で十分です。

航空便で送ってもらったこともありますが、送料を見るとそれだけであれやこれや買えたなーと思ってしまい、微妙な気持ちになります。ここはアフリカですから送料は他の地域に比べて高くつくのです。　

荷物の箱は毎回到着したときにはボロボロになっています。私の母は、ヤマト運輸から段ボール箱をわざわざ買って使用してくれていますが、それでも毎回破れます。

今回は、箱はかなりきれいだったのですが、やはり破れたところがありました。その部分は透明のビニールシートで補修してあり、船便のサービス向上を感じます。

今までは、モロッコの税関で必ず開封して中身を確認されていましたが、今回はなぜか開封されていませんでした。税関、忙しいのでしょうか・・。

ちなみに今回は１２月１２日に東京から発送しました。私の住む町マラケシュに到着したのが４月６日ですから３か月と２週間弱かかったということです。

コロナ以前は、早ければ２か月半ぐらいで到着することもありました。ただ、クリスマスやお正月のための荷物が増える１２月に発送すると、３か月半ぐらいはかかっていました。

ちなみに３月下旬にスエズ運河で事故がありましたが、今回の荷物はその前にそこを通過していました。事故の数日前にフランスに到着したことを確認できていたので、フランスからモロッコ到着まででも２週間近くかかるということがわかりました。

では、中身を見て見ましょう。

衣類

衣類等は、フリースジャケットや下着、靴下などが入っていました。
ユニクロが進出している国もありますがモロッコにはまだないので、ユニクロはうれしいです。

夫のお気に入りは、ヒートテックのタイツ（股引）です。こちらで暖かいタイツを探すとなると厚手の物になってしまうので、うすくて暖かいユニクロのタイツが重宝します。

薬・ケア用品

薬局に行けば薬・ケア用品は売っていますが、種類は少ないし日本の薬があると安心です。

モロッコの場合は、虫が多いので虫刺されの薬、乾燥して唇が切れやすいのでリップクリームをよく買ってもらっています。

なぜか夫が目薬を知り合いに配りたがります。目の病気用の目薬は売っていますが、目にゴミが入った時などに気楽に使える目薬はあまりないのかもしれません。メントール系の目薬が好評です。

夫の知り合いにまでなぜ私の家族が買わなきゃいけないのかという不満はあるのですが、頂き物をすることもあるのでもらうばかりというわけにもいかないようです。

食品

日本食や私が好きなもの、母がおすすめのものお菓子が入っていました。自分が選ばない物というのは新鮮味があって楽しいです。

普段はあきらめもあって、さほど恋しくならない日本食ですが、送ってもらって食べるとおいしさに感動します。きしめんやそうめんなどの乾麺、サトウの切り餅などは「こんなにおいしかったっけ？」としみじみ思います。

消費期限は、もらう側（海外在住者）は寛容でも送る側は気になるものなんですね。

イスラム圏へ食べ物を送る場合、「豚肉が入っていないこと」は重大なポイントです。
ゼラチンは豚肉由来で有名ですが、「これもゼラチンつかってるんだぁ！」となるものもあるので注意が必要です。

暑い時期にチョコレートを送ってもらったことがあります。真っ白になります（笑）
チョコレートに限らず、食品は送る時期には注意が必要です。
醤油は味が変わるし、味噌も暑いと黒くなります。

子供のもの

子供たちが今はまっているドラえもんのぬいぐるみ。たくさん買ってくれました。ジャイ子もあるよ～。私はこんなに買ってあげられないので、ありがたいです。

図鑑も買ってもらいました。このシリーズは集めていて、ちょとずつ送ってもらっています。
付属のDVDがとてもよくて何回も見ています。今回は子供たちが見たい本をリクエスト。
私が選ばないものを選んでいて、男の子だなぁと感じます。

私が読みたくて買ってもらった本は、光村ライブラリーの花いっぱいになあれ。チックとタックのお話が大好きです。
子供たちに「自分で読んでみて！」と言ったら速攻で「嫌だ」と断られました（涙）

個人の趣味嗜好

と言いつつも、ムーミンとかバーバパパとかキャラクターグッズが大好きです。家族はそれを知っているので、こんなにうれしい物を送ってくれました。
ぬいぐるみや衣類などの間に入れるなど工夫してくれたおかげで、割れずに無事到着です。

ふきん

私はわりと保守的なので、昔から使っていたものをいつまでも使いたいタチです。
スポンジワイプは、暑いマラケシュではすぐパリパリになってしまうので台拭きを買ってもらいました。

１００均の便利グッズ

時代は脱プラスチックなのですね。母がシリコン製のストローを１００均で見つけたので買ってみたそうです。すごくイイです。洗うブラシが付いていることに感動。何かと使いまわせそうなブラシです。

自宅で散髪するのでこれは便利。以前送ってもらったことがあるのですが子供が破いてしまいました。2つ送ってもらったので安心です。
百均でいろいろ買ってほしいので、私はツイッターでキャンドゥ公式をフォローして情報を仕入れています。

家で眠っているものでさえ、十分ありがたい

モロッコに住んでみて、「日本はモノであふれている」と感じます。家の中の片付けがてら、いらないものを送ってしまうのも双方にメリットがあっていいのではないでしょうか。

日本のノベルティグッズ、景品、おまけの類は、こちらで売っているものよりずっと品質のいいものがたくさんあります。町で配られているポケットティッシュも送ってもらうと重宝します。　

まとめ

送る側は、何がいいかあれこれ悩むようですが、もらう側は何でもうれしいです。
特別にこだわったもの、高級品、限定品などよりも、むしろ、ありふれた普通のものがうれしいものです。

船便で送るには、送るものすべてをひとつひとつ英語に翻訳、計量して、数量や価格もひとつひとつ記入しなければなりません。非常に手間暇がかかります。
忙しい生活の中、時間とお金をかけて送ってくれる家族には感謝しかありません。
いつか恩返しをしたいな、と思う日々です。頑張ります。