私は料理が苦手です。なぜか頑張れば頑張るほどおいしくない料理が出来上がるのです。できる限り料理はしたくないと思っています。
でも!!!こんな私が自ら作ってでも食べたい料理があるのです。それはザアールクという、ナスをペーストにしたもので、モロッコではサラダという位置づけになります。
今日はザアールクの作り方について、料理が苦手な方に読んでもらえたらうれしいと思って書いています。
見た目は気にしないでください
写真をみればわかるとおり、見た目は決してよくありません。素敵なお皿に盛りつけ、イタリアンパセリを添えるなどすれば、ましになるかと思います。
モロッコ人はパンをちぎってソースやペースト状のものをつけて食べます。また、虫歯でかなりの歯を失っている人も多いので見た目は悪いですがモロッコ人にとって食べやすい食べ物なのだと思います。
では、さっそく作っていきましょう!
材料
3~4人分だけど私の夫はいつも一人で食べきるよ。
3~4人分
・なす 米なすなら2本。日本で食べられている一般的ななすなら4本ぐらい。皮をむいて2cmぐらいの角切りにする。
・トマト 大き目のもの1個。皮をむいて横半分に切ってゼリーの部分を取り除き、1cmぐらいの角切りにしておく。
・にんにく 1片 すりおろす。
・オリーブオイル ①大さじ4(なすに浸み込ませる)②大さじ1(フライパン)
・塩 小さじ 1/2
・パプリカ(スパイスとしての、パウダーのもの) 小さじ1/2
・クミン 小さじ1
・イタリアンパセリ みじん切りにしたもの。大さじ1
・コリアンダー みじん切りにしたもの。大さじ1
・酢 大さじ1
作り方
1.なすにオリーブオイルをかけて全体によく浸み込ませます。
2.オーブンシートの上にナスが重ならないように置き、180℃ぐらいに温めたオーブンで20分~30分焼きます。
油が少なすぎたり、十分に火を通さなかったりすると、この後潰す時に硬くて大変だよ。
3.焼きあがるまでの間に、フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、火にかけます。にんにくの香りが出てきたらトマトを入れ、トマトがペースト状になるようにします。
私の場合、水分が少ないトマトだと焦げそうになる時があるよ。
焦がさないためには蓋をして弱火にするとうまくいきやすいよ。
もっというと、ペースト状にならなくても火が通って柔らかくなって
たらOK!
4.ナスが焼きあがったらオーブンから取り出します。フォークで軽く潰し、4のフライパンに入れます。
5.フライパンを弱火にかけ、塩、パプリカ、クミンを加え、火にかけたまま10~15分フォークで潰します。滑らかになればなるほどおいしいです。ここがこの料理の1番の難関です。最大15分頑張ってください。
私が参考にしたレシピどおりだと火にかけながら15分潰し続けるんだけど、結構しんどい。私は途中で火を止めたり、様子をみて早く終わらせちゃうときもある。焦がさないように気を付けよう。
6.酢、コリアンアンダー、パセリをいれてよく混ぜ合わせたら、お皿に盛りつけて完成です!!
油が多すぎると感じたら、お好みで盛り付ける前に油をきればいいんだよ。
レシピについて
ザアールクの作り方はモロッコ人でもさまざまです。最初にナスを皮ごと焼く方法、ナスを焼かずに茹でてから作る方法などあり、加えるスパイスもさまざま、出来上がりもいろいろです。
いくつかレシピを探してみたのですが、あまり細かいことは書いていないので、「ん?」と思うこともありましたが 、心配せずに自分が思うようにやれば大体できるということなのかと思いました。
作りかたは違いますが、下でご紹介する本にもザアールクの作り方が掲載されています。こちらのやり方で作ると香ばしさが加わります。
レストランや屋台でも食べられます!
マラケシュのジャマエルフナ広場の屋台で魚のフライを注文すると、ザアールクが付いてくることがあり、これがとても滑らかでおいしいのです。私が目指すのはこのザアールクですがまだまだ全然違います。
まとめ
料理下手な私が作っても、モロッコ人の夫が「びっくりするほどおいしい。」と言ってくれる料理です。温かいままでも冷たくしてもOK!ぜひお試しください!