気温が高くなってきたので、夏物と冬物の服の入れ替えをしてみました。
夫の仕事着はモロッコっぽいものなのですが、そこそこ数があって、しかも大きいので毎回めんどくさいな―と思いつつ片付けています。
片付けがてら写真を撮ったので、夫のモロッコっぽい服をご覧いただきたいと思います。
地元感あふれる冬のジュラバ
モロッコの伝統的な服と言えばジュラバ。冬はコート代わりに使います。上の写真のようなジュラバはすごーく地元感があります。右のジュラバはもう何年も使っているので生地が瘦せてしまっています。
いつだったか夫が友達に貸したら、洗濯されて縮んでしまったけど、直し屋さんで引っ張って伸ばしてもらって着ています。相当お気に入りのようです。
モダンな柄の生地のジュラバもあります。内側がフリースのようになっていて暖かそうです。
カフタン
帽子が付いているとジュラバ、ついていなければカフタン。と私の夫は言っています。
一度に2着作ったので、同じデザインの色違いかと思っていたら、微妙に飾りの部分が異なっていました。
厚手でネルみたいな風合いの柔らかい生地。色合いがやさしげで、このカフタンが私は好きです。
ジャケット
このジャケットは色違いで3着。別珍のような生地で、光沢があり、肌触りが良い。
前身ごろについているボタンは飾りで、見えないようにファスナーが付いています。
ショートコート
ジュラバは重いし、足さばきも悪い。そんな風に感じる時にはショートコート。
なのかもしれない。
この白いショートコートは少なくとも13年は着ているので生地が痩せてしまっています。おそらく仕立てた当初は生地の白いポコポコはもっといっぱいあったはずです。
なんだかんだで、夫はしょっちゅう着ているのでこれもお気に入りのようです。正直、白い色が似合うという感じではないのだけれど、このコートは確かに素敵。
夏のジュラバ
夏のジュラバは冬のジュラバと形は同じ。「生地が薄い」という点だけが違う。オーガンジーのような透けるタイプの生地のジュラバもあります。
夏の衣類は軽くてかさばらないのが嬉しい。
夏のジレ
夫の場合、夏、ジュラバを着ない日はジレ(チョッキ、ベストのこと)を襟付きシャツの上に着ます。
ファスナー開き。同時に5着買ったジレのうち、2着のファスナーがすぐに壊れてしまいました。
モロッコの製品のファスナーの質はひどい。
サルエルパンツ
夏のジュラバの下に履くのはサルエルパンツ。ジュラバの下でなくても普通のズボンと同じように履くこともあります。
夫は「サルエルは涼しいので良い」と言います。私も履いてみたことがあるのだけれど、ズボンの中で汗ばんだ左右の太ももが触れあうのがちょっと気になってしまって落ち着きませんでした。
そして、サルエルパンツはどう頑張ってたたんでもしわしわになる!でもジュラバの下に着る時はどうせ見えないし、必要な時はアイロン屋さんに出すので気にしなーい。
シャツ
このシャツは、肩にファスナーが付いていて被って着るスタイル。実物より写真のほうが良く見える。なんだか王子様チック!!
でも夫が着ているのは見たことがない。窮屈なのかも。
立ち襟のシャツはジュラバなど首元が開いている服の時に、重ね着して使ったりする。立ち襟on立ち襟という着方もあって面白い。
これは、アフリカのどこかの国で作られた生地を使ってモロッコの仕立て屋さんが作ったもの。お店の人が「いい生地です」と言っていたそうです。夫はサルエルパンツと合わせて着ています。
虫食いと日焼け
上の写真、水色の生地は虫食い。かなりひどくやられたので捨てるしかありません。
ベージュと薄い緑の生地は実は1着のジュラバで、窓際に吊るして置いていたら片袖だけベージュに色が変わってしまいました。こちらも処分。あちゃー。
モロッコでもナフタリンなら簡単に手に入るのですが、匂いが嫌だといって夫が使いたがりません。
そういうわけで、夏にはたまに天日干しをしなければならないのです。
冬のジュラバなどのこういう生地は、多少虫に食われても目立たちません。
でも大きく食われた時とか破れてしまった時は直し屋さんに持っていきます。
気にならない程度まで直してくれます。
レディースの春物コート発掘!
何年も前に、夫が友達のカフタン屋さんからいただいたショートコート。未使用。春先によさそうです。
夫は男性用だと思っていたのだけれど、XLの表示の割には男性用として小さい。女性用であることにやっと気が付きました。
色・柄がそもそも女性用っぽいのに私たちはなぜ気が付かなかったのか!私には若干大きいけど使えそうです。写真だと色がイマイチだけど、実物は結構かわいいんですー。うふー。
おしまい
夫の仕事着の入れ替えは量もあるし、ジュラバなどは長くて重いので結構大変です。
仕事用を入れ替えたら普段着、子供用、自分用と衣替えは続きます。
はぁー、めんどくさい!!