ホームドラマのように何かと騒動を起こす義妹夫婦。
それを見ていると私にも橋田寿賀子先生並みの脚本が書けるんじゃないかと思えてきます。
先日の出来事もドラマのようだなと思ったので書きまとめてみました。
大した話じゃないですけど。
義妹
人物紹介をします。まずは義妹。
義妹は私の夫が高校生の時に生まれました。義母が息子を3人産んだ後、幾度かの流産を経て授かった女の子。かわいがられて育ったに違いありません。
性格は気が強くて男勝り。
親戚の中でリーダーシップをとる義母の妹(義妹にとって叔母)とはとりわけ仲が悪いです。二人ともボスになりたい気質なので相性が悪いのだと思われます。
義父の葬儀後の食事会では二人が各々の自己主張を譲らず、皆の予想通りけんかとなりました。

私も人のことを言えた立場ではなく、義妹とは壮絶なけんかをしました。
それ以来口をきいていません。わははははははは!
義妹は怒ると止まらなくなるため、自分の夫に病院に連れて行かれたそうです。怒るとなにやら薬を飲まされるのだとか。そんな薬あるんですね。
あくまでも私の想像ですが、暴走を止められない義妹の夫が病気ということにして丸く収めているだけような気がします。
モロッコ人がなにかのせいにして問題解決することはよくあることなので。
また、義妹は自分では一人前のつもりだけれど世間知らずです。
ある時「サウジアラビアに料理の勉強に行くの。1人で!」と私に得意げに話してきたことがありました。
友達になったばかりだという医者とプログラマーがお世話してくれるという怪しい話です。
義母と私の夫が「危険だ。」と諭し結局行きませんでしたが。
本来なら義妹の夫が止めるべきところですが、もしかしたら彼は行って欲しかったのかもしれません。
そんな義妹ですが優しい面も持ち合わせています。
私がモロッコに来たばかりの頃、私が「熱があるので寝る」というと、ずっと隣にいてくれました。

一人にして欲しかったんだけどね。
重病でもないし。気になって眠れやしなかった。
生前、義父に「マッサージをしてあげる」と言いだしたことがあります。
骨と皮ばかりでもう長くはないなと見て取れる老体に対して始まったのは、ドコドコと高速肩たたきのようなパワフルマッサージ。義母大慌て。私も見ていて骨が折れるかと思いました。

義父の「バ~ラ~カ~(やめて)」という
か細い声が忘れられません。
義妹は優しさはあるけれどちょっとなにかズレていると私は感じるのです。
義妹の夫
義妹の夫(以下義弟とする)は義妹よりずっと年上です。私の夫(義妹の兄)と同じぐらいだというので17歳前後離れた夫婦のはずです。
義弟は私から見ると頼りなく感じます。
「夫婦喧嘩して義妹が家を出た。」とか「今夫婦喧嘩をしているので仲裁してほしい。」とか義母や私の夫に電話をかけてきたこともありました。
義妹夫婦が賃貸の家を出ることになった時の話です。大家が保証金をなかなか返してくれなかったところ義弟が何も行動を起こさないので、怒った義妹が「大家を逮捕させる」と警察に行ってしまいました。
その時義弟は何をしたかといえば「妻(義妹)が警察に行ってしまった。」と私の夫に電話をかけてきたのでした…。

一体どうしろというのでしょう。
私には関係ない話です。
夫が言うには、こういう場合は警察に行っても単なるけんかとみなされ相手にされないそうです。まして男性社会のモロッコ、若い女性などけんもほろろでしょう。実際その通りでした。

保証金を返すのはルール。返さないわけがない。
返還時期について話し合えばいいだけです。
これほど頼りない義弟ですが驚くことに、夫を始め身内には評判が良いのです。
私が「もっとしっかりしろ!」と思う点は「優しい、穏やか」と受け止められているようです。
さらにお酒もたばこも一度もやったことがない(本人談)としてまじめだという評価を受けています。
ただ、昼間から体中にたばこ臭をプンプン匂わせていることがあるので、私は嘘くさい話だと思っています。

喫茶店に行っていたというのだけど、
尋常じゃない匂い!どんな喫茶店?
ここまで書いた分だけだと単に気が弱いだけの人のように見えますが、トラブルをおこして刑務所に入っていたこともあるという曲者です。
こんな二人ですが夫婦仲はよさそうに見え、お似合いの夫婦だなと思います。
義弟の病気
義弟は事件を起こし勤務先を首になってから無職です。
出所後ほどなくして内臓疾患(どの臓器なのか忘れた)が見つかり、無理はできない体、働くことができません。
医者からは「手術をしなければ死ぬ」と診断されていますが、手術費用としての約100万円が工面できず、ほったらかしになっています。

皆かわいそう、かわいそう言うが
金は出せない。それが現実。
そんなわけで、義妹が働いて夫を養っています。仕事はレストランの厨房、ホテルの清掃などを転々とし、今はリヤドの料理係として頑張っています。
一方の義弟はというと毎日ぷらぷら。たばこの煙がもくもくしている場所に出入りできる程度の病人です。
昔、プフ作りの職人でしたが「賃金が少ないからもうやらない」といい、私の夫が「運転免許を取ってうちのドライバーにならないか」?と誘ってみても、「車を運転するのが怖い」と免許を取る気もありません。
日本人の私からすると、働く気があるのか?妻を養う気はあるのか?と腹立たしくなります。しかしモロッコ人的には仕事がない人というのは珍しくなく、「仕事がないので仕方がない」と同情さえしてもらえるのです。
本題 土地を探しに
やっと今回の本題に入ります。
先日、夫が義妹夫婦と車で出かけていたので何の用事だったか尋ねました。

どこに行ってたの?

土地を買いたいというので探してきたんですよ。
今日見てきたところは500万円ぐらいだった。

土地を買う?
誰が?
話を聞くと、義妹夫婦が自分たちの家を建てたいので土地を探しているということでした。
いやいやいやいや、なぜそのお金で手術しないの????
夫婦のことはその夫婦にしかわからないことだけれど、私は驚きのあまりずっと考えています。
手術して病気を治してから2人で働いたらいいんじゃないだろうか?

ただただびっくり!
もしかすると義弟が「自分はもう死ぬから、土地を買いなさい」など言った可能性もあります。
でも、妻として「はい、そうですか」ってすんなり答えられるものなのでしょうか!?
お金に関しては夫婦といえども別会計?
自分が稼いだ金は自分のもの。経済的な自立という点では義妹は正しいのかもと思ったりもします。
でもなぁー。夫婦なんだよねぇー。これが正直な私の気持ちです。
土地を買うお金はあるけど手術費用はないって…。
義弟はどんなきもちなのでしょうねぇ。
遠慮して言えないのか、自己犠牲的なものなのか。
本人に聞かないとわかりませんが、私としては自己憐憫に酔っているよう感じます。

たまにある。
めんどくさい遠慮と自己犠牲
まずは生きることに全力を尽くすべきだとというのが私の意見です。
結局死なないの?
いろいろ考えたけれど、もしかして死ぬほどの病気ではないのかもという気がしてきました。病気が発覚してもう3年は過ぎています。
そもそも家を建てるというのが疑問です。
完成までに数年かかることは普通ですし、義妹の収入だけで全部賄うのはかなり厳しいはず。
私の心にある疑念がうっすらと浮かびあがっています。
もしかしたら「手術をしなかったら、‘’寿命‘’で死ぬ」という話なのかもしれない…。

チャンチャン♪
終わらないホームドラマ
チャンチャン!で終わりにしようと思ったのに、夫の発言。

妹と折半して土地を買います。
共同で使うんですよ!

はぁ?どこにそんなお金がある?
寝言は寝てから言え!
妹に甘い夫。私は本当は気が付いていました。たぶんそういってくるだろうなって。
絶対阻止します!
新たな火種がくすぶり始めました。延々と終わらないホームドラマです。
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