中性洗剤と洗いネット

生活

台所で食器を洗うだけでも日本とは違うんだなーと感じることがあります。今日は、ちょっとだけ誰かに話してみたいなってぐらいの話です。

驚きの3in1 ペースト状洗剤

食器洗い用洗剤はモロッコでも普通に液状の洗剤が売られていて、私はそれを使っています。
でも、夫の家族に勧められたのは、ペースト状の洗剤でした。こちらもモロッコではよく使われています。

私は食器洗い用としてペースト状洗剤を使っていたのですが、義母は洗濯機に入れて衣類の洗濯に使っていました。
初めて見たときは「えぇー!!中性洗剤で洗濯?!」と驚きました。洗濯用洗剤より安いから使っているのかなと思っていました。

でも、ペースト洗剤の容器をよく見ると、衣類の洗濯に使うのも正しい使い方なのだとわかります。商品によってはしっかりTシャツの絵が書いてあったりします。

上の写真の商品だとバスタブや洗面台周辺もOKってことにもなっているのです。
便利なもの、合理的なものなど期待できないモロッコで、まさかの3in1洗剤!

詳しいことはよくわからないのですが、特別な成分が入っているとかではなく 「中性洗剤をどこにでも使っちゃおうよ!」ってノリなんじゃないかって気がします。

日本のyoutubeやウェブサイトで、「洋服に付いた油染みやワイシャツの首回りの皮脂汚れには台所用中性洗剤がいい」と家事の裏技として紹介されているのを見かけます。
要するに、油汚れは中性洗剤が一番良く落ちるということなんですよね。
私的には「モロッコでは普通にやってるわー」って感じです。

細分化され、目的別にたくさんの専門商品が売っている日本。かたや、一つのものをいろんなことに使おうとするモロッコ。些細なことですが、お国柄の違いが出てるな―と思います。

フルーツの香りの中性洗剤

義弟が義母に頼まれて買いものをすると、先ほどのペースト洗剤と同じメーカー「ONI」のフルーツの香りの液体洗剤を買ってきます。

ブドウ、イチゴ、青りんごなどの香りの洗剤って日本ではあまりない気がするのですが…。
私が使うわけではないので別に構わないと言いたいところですが、泡を洗い流しても食器に匂いが残るのが気になります。

ブドウの香りが残るカップで飲むお茶、イチゴの香りのする皿で食べる食事。がっかりします。
匂いに対する感覚が日本人とは違うのかなーと言う感じです。うちの家族だけかもしれないけど。

安心のFAIRY

私はFAIRYという洗剤を使っています。イギリスのメーカーで、世界中で使われているので知ってる方も多いかと思います。
白い容器がペニャペニャじゃなくしっかりしていて、品質の良さを感じさせます。(透明の容器のもある)匂いも問題なし。モロッコでは香りが二種類売っていて、食器洗いとしての違和感を感じさせない匂いです。

水で薄めて使うのは正しい

裏面をよく見たら、使い方が2通り書いてありました。モロッコの家庭で薄めて使っているのを見た時は単に節約のために薄めていると思ったのですが、正しい使い方なのです。
中性洗剤にも使い方に違いがあるなんて思ってもいませんでした。
ペースト状の洗剤もこんな感じで薄めて薄めて使うもののようです。

私は面倒なので原液のまま使っていましたが、日本から泡で出てくるポンプを送ってもらったので最近ではそれを使っています。泡のポンプは原液だと泡にならないので薄めて使うことになり、ちょうどいいです。

抗菌商品

antibactérien 抗菌効果のある商品です。抗菌って除菌ではないってこと?塩素系漂白剤をガンガン使うモロッコでは除菌でなくてもいいのか。
台拭きなどを洗うとにおわなくていいのかな、なんて思ってます。

洗い用ネットとスチールたわし

ゴワっとした手触りのネット

日本にあるような食器洗い用スポンジはモロッコでも売っています。
でもスポンジではなく食器洗い用ネットを使う人もいます。私は使ったことはないのですが、硬めのヒモなので汚れが落ちやすそうですし、使い終わった後の水切れもよさそうです。

私がなぜ使わないかというと、単に色が好きではないからです。写真にある小豆色のものしか見たことがありません。なぜこの色しかないのかいつも不思議に思います。

このネット、町の中にある生活雑貨屋さんで売っているのですが、店頭にある時点ですでに日に焼けて色あせてるのを何度か見ています。結構使っている人はいるので、売れないわけじゃないと思うのですがなんでかなーとこれも不思議に思います。

スポンジのおまけに付いてたスチールたわし

ステンレスたわしは、昔から日本でも売っていますが、私はボンスター派だったので、使ったことがありませんでした。ボンスターは1度使うと錆びてしまうのですがステンレスたわしは錆びずに何度でも使えると知って感動しました。
使い捨てを良しとしないモロッコでは、そりゃあ、みんな使うだろうなと思います。

ただ、モロッコでは何でもこれで磨いてしまう人がいるので、注意しなければなりません。
私の義母の場合ですと、テフロン加工のフライパンはもちろん、プラスチックのテーブルとイスなどもこれで洗いまくり、削りまくります。びっくりしましたw

そういえば、モロッコの台所にありがちなものがもう1つあります。

それはボロボロになった衣類を切ったものです。うちだけかなと思っていたのですが、Airbnbのような民泊の家に泊まって見かけることがあるので使っている家は多いと思います。
台所の流しに女性用の肌着やももひき?を切ったものがあったりします。いかにもおばちゃんの肌着っていう柄なのですぐわかります笑
最後の最後までものを大切に使い切るモロッコらしさが垣間見えます。乱暴に物を扱ってすぐ壊すという一面もあるんですけど笑

今日はこれでおしまい。

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