海外在住 日本から持ってきて良かったもの13選 

生活

私はモロッコに住んでいます。
「日本から持ってきて良かったもの」を私自身の経験に基づきピックアップしてみました。

ぼかいか
ぼかいか

私はぼかいかです。
こんな人が書いています。
・モロッコ在住
・金持ちではない
・帰国予定なし
・専業主婦
・日本からたたまに荷物を送ってもらっている

大事なことは居住地の特性を知ること

住んでみないとわからないことは多いものです。こちらに来る前に頭では分かっていたつもりでも、こちらに来て「そういうことかぁ~!!」としみじみ実感したことはたくさんあります。

例えばモロッコなら、
・尋常でない太陽の強さと乾燥→ものが壊れやすい
・経済的にまだまだ豊かでない国である→粗悪で安いものが売られている。修理が多くなる。
・日本から遠く、ヨーロッパに近い→ヨーロッパ製品は意外にある。ただし低価格の物が多い。

というようなことを踏まえて持ってくるものを選ぶことがキーポイントとなると思います。

食生活に関するもの

土鍋

炊飯器を持ってくる方も多いと思いますが、私は炊飯用土鍋で十分でした。
お米は手に入りますが、日本のものと比較するとおいしくないのでいくら頑張っても限度があると思ったので炊飯器は持ってきませんでした。
白いごはんに合うおかずを作るのが大変なので和食の機会が少ないというのも土鍋でやっていける理由です。
慣れてくると土鍋ではなくても圧力鍋や下の写真のような片手鍋に蓋と重し(写真では鉄瓶)を置くだけでもご飯は炊けるようになります。

私が買ったものは3000円ぐらいでしたが、今アマゾンを見たら高いのばかりになっていてびっくり。
そんなに高いものはいらないと思いますし、安いのもあります。
↓こんなのはいかがでしょうか。

サラダスピナー

モロッコは野菜が安です。そんなわけでサラダを食べることが非常に多くなってきます。
パンにぎゅうぎゅうに野菜をいれて、チーズとオリーブオイルをかけただけでもとてもおいしいのです。サラダスピナーはモロッコでも売っていますが、品質の良いものを探すのは大変です。
頻繁に使うものは日本から持ってきてもいいかなと思います。

キッチンタイマー

モロッコでも売っていることは売っていますが、アナログ式(電池を使わず、最後にチーンとなるタイプ)だったり、探すのが大変だったりします。
私はドリテックというメーカーの物を使っています。以前使っていたものは、硬い床に何度も落としたけれど、6年以使えました。今年買いなおしたのもドリテックです。

包丁

モロッコ人が使うナイフはぺらっぺらの小さなものです。まな板を使わずにものを切るのが昔からのスタイルなので、大きいと使いにくいのだと思います。最近はスーパーで包丁に近い形のナイフを見かけることもありますが、切れ味は良くないであろうことは容易に想像が出来ます。

私は貝印の「関孫六」というシリーズの包丁を買いました。
「関孫六って誰よ?」と半信半疑だったのですが、とてもよく切れますし、使いやすいです。

モロッコあるあるとして有名な話ですが、モロッコ人は包丁をドライバー、その他便利な道具として使用します。刃先を折られたというのはかなり多くの日本人が経験しているはずです。

私からのアドバイス。
「あまり高いものを買うと被害にあった時のショックが大きいのでほどほどの値段の物かうべし。」

鉄瓶敷き

ミントティーだったりタジンだったり、鉄瓶敷きや鍋敷きがあると何かと便利です。
モロッコでも手に入りますし、ぶっちゃけなくてもどうにかなります。私は気に入ったものを長く使いたいので日本から鉄製の鉄瓶敷を買いました。使うたびにときめきます。持ってきて良かった!
私が買ったのは下の商品の黒です。鉄瓶敷です。小さめのタジンにもやや強引ですが使っています。

私が欲しかった時は品切れだったので買えませんでしたモロッコのモザイクタイルみたい!小さめサイズのようですので購入時にはサイズ、要確認です。

タジン鍋用にするなら大きめのものがいいですね。

これはNG!

木製のものは割れる可能性があります。上質な木製のお盆を持って来たけれど、乾燥のために割れてしまったと日本人の方から聞いたことがあります。
私はモロッコで木製のしゃもじを買いましたが、同じく乾燥で割れました。水に入れたら元通りになったのですが、割れた形跡はしっかり残っています。

冬の暮らし

日本よりだいぶ暖かいとはいえ、モロッコも冬は寒いです。
家の作りが夏の暑さ対策に重点が置かれているのに暖房はほとんど使いません。寒い時は外に出て太陽に当たって暖まるのです。

靴下と部屋用ブーツとレギンス(防寒用)

モロッコでも買えないこともないのですが品質・デザインがよいものを探すのが大変なので日本から持って来てよかったと思っています。

ちなみにモロッコ人である夫はユニクロのヒートテックタイツが超お気に入りです。

だんなさん
だんなさん

薄くて暖かい、ユニクロ最高です!

ブーツはロンドンのM&Sで買った物なのですが、すごくいいです。底が硬い素材になっています。
室内で土足、タイル張りというモロッコではスリッパより断然いいです。

ぼかいか
ぼかいか

モロッコ名物バブーシュ、
一般家庭で室内用に使うのは、まれ。

実際に履いていたものを脱いで撮影しました。
こきたなくてすみません。
真夏にこれが普通に売っているロンドンもすごいなぁと思います。

これはNG!

・毛布カバー
モロッコ人はしょっちゅう毛布を水洗いします。大変なので日本の毛布カバーを買ってみました。
ところがモロッコの毛布は、セミダブルなのか正方形に近くて大きいです。
私が買った毛布カバーはシングルサイズなので当然使えませでした。

夏の暮らし

保冷用のステンレス水筒

暑いので水分補給は大切です。冷蔵庫からいちいち水を出してくるのが面倒なので、夫は家の中でも直飲みタイプの水筒を使っています。夏場の外出時には必携です。

子供用の水筒の話
2本ともロックが壊れて蓋が閉まりません

飲み口がプラスチックの物は壊れやすいです。4個買って全部壊れました。
パーツだけを売っているメーカーもありますが1つ1000円以上するので送料を考えると新しいものを買った方がいいぐらいです。

それと、息子(小1)は学校には持って行きません。
モロッコでは保冷機能のないものや、空になった水のペットボトルを再利用する子供たちが一般的です。たとえ、ぬるくておいしくなくても他の子供たちと同じことがしたいのです。

それに冷たい水を持っていると知られると「ちょっと飲ませて~」と全部飲まれてしまうんですって。直飲みで…。

アイス枕

マラケシュの夏はとにかく暑い。暑さ対策はした方がよいでしょう。24時間エアコンを使うわけにもいきません。こっそりと一人だけ涼みたいときアイス枕は非常に役立ちます。

衛生・身だしなみ用品

すきばさみ・爪切りなどの刃物類

ヨーロッパの美容室で働いていたというモロッコ人の店に通っていましたが、ある時知り合いから「自分で髪切ったの?」といわれました(笑)

お金の無駄だということに気が付いたので、以来自分で切っています。すきばさみがあれば、それなりにさっぱりしたヘアスタイルを作ることができます。

ぼかいか
ぼかいか

百均で十分なので事務用のはさみも持ってきたほうがいい。
子供にフランスの文具メーカーのはさみを買ったけど、とにかく切れない!


爪切りは、モロッコの爪切りは切るというより、断つ・押し切るという感じで切りにくいです。私が買った「匠の技」という爪切りはよかったです。

だんなさん
だんなさん

日本の爪切りはよく切れますね!!!
私は手が大きいのでもっと大きいのが欲しいです。

日本から持ってこなくてもあるもの

除菌用ハンドジェルはコロナ以前から売っています。
ウェットティッシュはモロッコ人も便利なことを認識しています。
ただし必要な時は赤ちゃんのおしりふきを使うのがモロッコスタイル。ウェットティッシュ=おしりふきです。ジョンソン、パンパースなど聞きなれたメーカーの製品も売っています。

は薬局で買えます。ヨーロッパの製薬会社の物をよく見かけます。私は日本にいるときから胃痛持ちでオメプラゾンという薬を処方されていたのですが、薬局に行くとオメプラールとか、オメプラゾルという名前のものが売っています。「胃痛の薬をください」と言うより薬の名前を行った方が手っ取り早いです。

だんなさん
だんなさん

私は痛風なのでザイロリックを飲んでます。
日本でもザイロリックは痛風の薬として有名ですね。

修理・修繕用品

ガムテープ

消耗品は基本的に現地調達したいところですが、モロッコはとにかくものがすぐ壊れますし、子供が小さいので何かと壊されやすいです。壊れたからといって替わりの物をすぐ準備するわけにいかないこともあるので、とりあえずの措置用としてあると便利です。モロッコで売っているのは、幅広のセロハンテープのようなものです。

ガムテープはとにかく品質がひどい。段ボール色をしたものも見かけない。
写真の上のテープはmade in UAE,下のテープはヨーロッパのどこかのもの。
テープ自体がペラペラ、粘着力も弱、。さらに一巻の長さも少ない。下のテープは夫がどこかから調達してきたもの。ヨーロッパからの流れ品。

裁縫道具・工具

布製品も破れやすく、衣類もちょいちょい手直しが必要です。裁縫箱の中身は充実させておいた方がいいです。
持って来た裁縫箱にたまたま入っていたレース編み用の編み針が便利な道具として何かと重宝しています。手芸用のラジオペンチも出番が多いです。

ぼかいか
ぼかいか

自分で「作る」「直す」は生活の基本。ミシンがあれば絶対いいね。
中古の業務用ミシンは売っているらしいんだけど・・。

洗濯・掃除用品

ステンレスの小物用洗濯干し

洗濯ものを干すスペースには困らないモロッコ。屋上に長ーいロープを張って洗濯物を一つ一つ掛けていくのがモロッコスタイル。太陽がよく当たっていいのですが、小物をひとつひとつ干すのは面倒です。

また、太陽が強いためプラスチック製はあっという間に壊れます。ステンレス製がいいです。

私が買ったのはこれ。
わっかの部分が緩んできたり、はんだ付けされてる所が取れたりしていますが、手直しして使っています。

↓私が買ったやつはもう売ってなかったので参考までに。予備ピンチがあるのがGOOD!

タオルハンガーと自在箒

この二つの商品のポイントは組立式ということです。日本から送るのも簡単ですし、一時帰国の際にスーツケースにいれて持ってくることも可能です。

マラケシュの夏はエアコンを一晩中つけっぱなしにするほど暑いです。
喉が痛くなるので加湿目的でバスタオルをびちゃびちゃに濡らして寝ます。

モロッコでもほうきは売っていますが、使いにくいです。日本人の掃除に必要なのはこれです。

歴史の本

世界史・日本史の本

海外に住んでいると、日本のことについて質問されることや世界の歴史など知ってて当たり前という前提で話をされることがあります。知らないことは「知らない」でいいと思うのですが、悔しかったり恥ずかしかったりすることがあるのは事実です。

そんな時はこっそり勉強しましょう。私は教科書でもおなじみの山川出版社の本を買いました。

電子辞書

カシオ電子辞書 エクスワード

今の時代スマホがあれば必要ないのかもしれませんが、私は電子辞書を持ってきてよかったと思っています。

モロッコの生活にはフランス語がしみ込んでいます。純粋なモロッコ人カップルでフランス語しか使わない家庭もあるほどです。また、ダリジャ(モロッコ語)の中にはフランス語の単語も多く使われます。モロッコ、特に私の住むマラケシュはフランス語を学んで損はありません。

この辞書はフランス語の辞書が複数入っているだけではなく、英語系、国語系も入っていて出番は多いです。

まとめ

私の場合はこんな感じでした。持っていると生活の質がちょっと上がった気になれる品々です。

なくても生活できるものがほとんどですが、包丁、はさみ等の刃物類だけは絶対に日本から持ってきて間違いありません。

タイトルとURLをコピーしました