私はブライアン・ジョーンズの大ファンです。大好きなブライアンが大好きだった国がモロッコ。そこに今自分が住んでいることは自慢していいことだなって思っています。今日はブライアン・ジョーンズを知らないという方のためにその魅力を女子目線で語ってみます。
ブライアン・ジョーンズって誰?簡単に説明
ブライアン・ジョーンズは、1962年の結成から現在も活動を続けているイギリスのロックバンド、ローリング・ストーンズを作った人です。
ブライアンは音楽的才能に優れ、ビジュアル的にも注目を浴びる存在で初期のストーンズのリーダーでした。
しかし、メンバーのミック・ジャガーとキース・リチャーズの二人によって作詞・作曲された楽曲がリリースされるようになると次第に存在感は薄れていき、それとともにドラッグを過剰に摂取するようになります。
ドラッグの影響により音楽活動に支障が出てきた結果、メンバーからグループを脱退するよう要請され金銭受取りを条件に脱退。
それから1ヶ月も経たずして、自宅のプールで死亡しているのが発見されました。享年27歳という若さでした。
死因は溺死とされていますが、謎が多いようです。
ざっくりいうとこんなところです。
ちなみにブライアンジョーンズってゴルフ選手もいるようです。別人。
ブライアンの魅力
音楽的才能
頭が良く(IQ135)、器用でどんな楽器でも数時間でマスターできたそうです。様々な楽器を用いて楽曲に彩りを付けるアレンジ能力が高く評価されています。
私はブライアンがマリンバを演奏するUnder My Thumbという曲が好きです。
ブライアンのマルチプレーヤーぶりを動画でみてみよう!
・paint it black
座ってシタールを演奏する姿、白い衣装とブロンドのもみあげが素敵。
・Ruby Tuesday
リコーダーって子供だけのものじゃないと認識を新たにした。帽子がかわいい。
・Iwanna be your man
ギターソロに注目。ギターを弾く姿ってやっぱりかっこいい。
・ I Just Want To Make Love To You
ハーモニカ2個使いです。
ブライアンのハーモニカの腕前はジョン・レノンも絶賛したほど。
華やかなビジュアル
トレードマークの金髪マッシュルームに、個性的なファッションをさらりと着こなします。
顔はイケてる時とそうでない時の落差がけっこうあるなと実は思っているのですが、基本的には端正な顔立ちといえます。
もみあげが巨大なスタイルも素敵だし、フリルがたくさん付いた服もとても似合います。
とりあえず、リンクを貼ってみましたが、こんなもんじゃないんです。もっともっといい表情のブライアンをたくさんインターネット上で見ることができます。
「brian jones」で、動画や画像検索してみてください。かっこいいブライアンがたくさんで胸がキュンキュンしてしまいます。時間がいくらあっても足りません。
私の個人的な思い出があります。
私が、幼稚園に入るぐらいのことです。父の実家にローリングストーンズのポスターが貼ってありました。田舎の子供の目にはメンバーの誰一人としてもハンサムではなく、顔がしわっぽくて、目がギョロっとして、唇がやたらくっきりしていて、悪魔のようにただただ恐ろしく、目を背けたのを覚えています。
その中でも飛びぬけて恐ろしかったのがブライアンでした。当時はもちろん名前などは知りませんでしたが、なぜか記憶にずっと残って気になっていました。今思えばそれはオーラ、輝きだったと思います。
IQ135クソ野郎!
ムッシュかまやつ氏が歌っている「ブライアン・ジョーンズ」という曲を知っていますか?
歌詞は以下の通り↓
野放しのsexuality 教科書どおりのnarcissist 不機嫌、嫉妬深さ IQ135 クソ野郎!! ブライアン・ジョーンズ ブライアン・ジョーンズ ブロンドの髪と存在感 追われりゃすぐ全速力で信頼できない人間 才能、ファッションセンス、 IQ135 クソ野郎!! ブライアン・ジョーンズ ブライアン・ジョーンズ
歌を聴いたところ歌詞はこれだけ・・・。でも間違いではない(笑)。
かまやつ氏はブライアンを「僕のアイドルだった」と言っています。悪口ってわけでは決してないはずです。ロックなんです。
ブライアンは複数の女性との間に子供を作ったし、暴力を振るうこともありました。女性関係だけでなく悪いところもいっぱいあった人のようです。それを分かったうえでもなお多くの人が彼の魅力にひきつけられるのです。
ドラッグ問題 衝撃映像
映像はこちら→We Love You
ブライアンを語るうえでドラッグ問題は避けて通れません。この動画を初めて見た時は本当にびっくりしました。切なくなります。でも見ちゃう。それがファンというもの。
イギリスでは公開当時、放送禁止になったそうです。
【追記】動画は削除されたかも。どんな映像だったか説明すると、We Love Youという曲のPVで、完全にドラッグをやっているなという、どろーんとした表情のブライアンが大きく映し出されます。楽器を弾く手も震えています。
起きて!ブライアン。
ドラッグ問題のためビザが取得できずアメリカツアーに参加できなくなるなど仕事にも支障をきたしていました。死因もドラッグとアルコールを同時に飲んでプールで泳いだことによる事故とされています。
関連書籍紹介
おすすめ本
「ブライアン・ジョーンズ ストーンズに葬られた男」大栄出版
私は数年前にヤフオクで千円で買いました。私はカタカナの名前が苦手なのでこれ誰だっけ?とちょいちょい戻りながら読みました笑。
生い立ちから死ぬまでのことが詳細に書いてあって面白いです。ブライアン側に立った立場の本なので同情的に書かれています。
・恋人をメンバーのキースに奪われる
・みんなで行ったモロッコに1人置き去りにされる
・自分が作ったバンドなのに追い出される
このあたり、同情してしまう。そしてブライアンはよく泣く。
読んでみたい本
「イン ザ ビギニング」
グループ内で1人だけブライアンの脱退に反対したといわれるビル・ワイマン著です。ほとんどが発売当時初公開となる300点の写真と文章で構成ですって!かなり大きくて重いらしいですが評判はいいみたいです。こちらも中古で買うしかありませんが、欲しいーーーー!
こんな映画も。ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男
正直に言いますと私はまだ見ていません。本物ではないからです(ごめんなさい)。
でもプロモーションの動画を見ると結構似せてきてるなぁ感じられ面白いです。簡単にブライアンの人生を知るという点では良いかと思います。
実際に27歳で亡くなったブライアンの死の真相をサスペンス・タッチで描く作品。いきなりプールで変死しているブライアンからスタートし、過去に戻っていく構成で、ブライアンがどれだけ純粋で、どれだけだらしない男だったか、その明暗を見事に描き出している。
amazonの商品説明から引用
モロッコとブライアンといえば ジャジューカ
世界のどこかへんぴなところに、自分よりうまいミュージシャンはいるのに彼らの音楽は大勢の人に聞かれることはない。
大栄出版「brian jones ストーンズに葬られた男」から引用
この言葉をよく口にしたそうです。音楽に対する純粋な好奇心とミュージシャンへのリスペクト。ミュージシャンとしてかっこいいなと思うんです。
ブライアンはモロッコにびたび足を運んでいます。ある時、モロッコ北部にあるジャジューカという村で先祖代々から伝わる儀式的な音楽を演奏する集団と出会います。彼らの演奏をとても気にったブライアンはジャジューカ村で彼らの演奏を録音して帰国後に編集・加工を加えて作品化されました。ブライアンは演奏には一切かかわっていませんが、「The Pipes Of Pan At joujouka 」は彼の死後2年を経て発売されました。
異文化音楽と自分たちの音楽との融合昇華。ローリングストーンズではそういったことを本当はやりたかったのですが、メンバーからは賛同は得られませんでした。あまりにも時代を先取りしたものだったそうです。
ジャジューカ村の音楽ついて知りたい方はこの動画をどうぞ
The Master Musicians of Joujouka インタビュー
ジャジューカ村のほかにも
ブライアンはモロッコ北部のタンジールやジャジューカ村、そしてマラケシュも訪れています。
一緒にモロッコに来た仲間が内緒で帰国してしまい1人置き去りにされるという事件が起こったのがマラケシュ。恐ろしい仲間たち!ひどすぎます。
おすすめした本、「brian jones ストーンズに葬られた男」によればモロッコでは、クッションカバーやタペストリー、きらびやかなカフタンやジュラバといった民族衣装も買ったということです。
Rock and Roll Circus という映像作品をみるとオープニングでブライアンが着ている衣装はポップな模様が施されているものの、モロッコのカフタンにそっくりです。もしかしたらモロッコで買ったものをベースに作ったのかもなどと想像は膨らみます。
Rock and Roll Circus は、カフタンっぽい服を着てフルートを持って笑ったブライアンがすごくかわいい。メイクアップをしているね。
モロッコのカフタンは現在では結婚式などの特別な日に着る衣装でとても華やかなものです。女性用の方が目にする機会が多い(自分が女性だからかもしれません)のですが、男性用もあります。
写真はオールドスタイルですが、基本的にはこのような長衣です。胸元やふちどりを刺繍やたくさんの小さなくるみボタンで飾りつけされます。
まとめ
まとめも何もありません。ブライアン・ジョーンズはやっぱりかっこいいなーってことが言いたいだけなんです。うふふ。
今の時代はインターネットでいろいろな情報が得られます。ただ、同じ映像を見ても人によって「この演奏はひどい」という人もいれば「すごいテクニックだ!」という人もいます。考え方、感じ方は人それぞれ。まずは自分で音楽を聴いたり、見たりして何かを感じとってみるのがいいんじゃないかなーと思います。