アラブ古典音楽の楽器ウードに挑戦!夫が習い事を始めました。 

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夫が楽器を習い始めました。中東から北アフリカにかけてのアラブ古典音楽で使われるウードという楽器です。

だんなさん
だんなさん

音楽のある生活、素敵じゃないですか?

ぼかいか
ぼかいか

新しいことに挑戦するっていいね!

ウードってどんな楽器?形の特徴

表側は1~3個の穴が開いている。高価なものはここにアラベスクの透かし模様が施されれて見た目も美しい。

裏側は丸みを帯びている。
作るときは型があってそこに薄い木片を貼りつけていく。
ウードというのはアラビア語で木片という意味であり、この楽器の名前の由来となっている。(別説あり)

弾くときは抱え込むようにする。

ネックの先は急角度で後ろに曲がっている。

弦は全部で11本。だから糸巻も11個。

リーシャと呼ばれる、ギターで言うところのピック。三味線で言うと撥。

ウードの弦

5コース複弦1コース単弦

弦を張るコースが6コースあって、5コースにはそれぞれ2弦張られており、1コースだけが1弦となっている。

フレットがないのも特徴の一つ。

※フレットとは?

ある種の弦楽器が持つ構造で、ネックにある突起であり、弦の出す音の高さを変えるための仕組みのひとつである。

引用元 ウィキペディア

これはギターのネック↑
弦の下に見られる金属の棒がフレット。この写真ではギターの最初の4本が確認できる。

フレットがないと、フレットがある場合に比べてより細かい音程を出すことができる。

ウードの歴史・似ている楽器

長い歴史を持つウード。はるか昔のことなので、大元の起源は誰も知ることができません。

前身はササン朝ペルシアに存在したバルバットという楽器だと言われています。

ここから中国を経て日本に伝わった楽器が琵琶。西側に伝わったものがウード、ヨーロッパではリュートと姿を変えています。

元が同じなのでみなよく似た形をしています。

ぼかいか
ぼかいか

ウードとリュート、名前も似ているね

伝説 ウードの起源

レメク(旧約聖書の登場人物)は、息子の死を悲しみ、その遺体を木にかけた。そしてその乾燥した遺体の形からウードの着想を得た。

ネックの先が曲がっているのは脚から足の部分をイメージしているのだとか・・。
あくまでも伝説として伝えられている話です。

琵琶が描かれた絵画

リュートが描かれた絵画

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実際の演奏を聴いてみよう!

モロッコのアンダルシア音楽

モロッコでは伝統的な音楽としてアンダルシア音楽が演奏されることがあります。
アンダルシア音楽にウードはなくてはならない楽器です。

ぼかいか
ぼかいか

アンダルシアといえばフラメンコだよね。
そんな感じの音楽??

だんなさん
だんなさん

フラメンコの音楽とは別物です。
モロッコ人が言うアンダルシア音楽はアラブ・アンダルシア音楽ともいわれているもので、長い歴史があります。

アンダルシア音楽の歴史

イスラム王朝が支配するイベリア半島でアラブ・アンダルシア音楽は花開いた。

しかしレコンキスタ(イベリア半島の再征服をめざしたキリスト教徒による、イスラム支配からの国土回復運動)により、イスラム勢力は北方に追われ、アンダルシア音楽は海を渡り、北アフリカのマグリブ地域(チュニジア・アルジェリア・モロッコ)に受け継がれた。

その後、チュニジアやアルジェリアではオスマン帝国の支配により、トルコの影響をうけるが、モロッコは支配されなかったため、アンダルシア音楽の原型が残った。

堅苦しくない楽器

楽団による伝統的な演奏でもウードは使われますが、堅苦しいものではありません。
モロッコの男性たちはしょっちゅう友達同士で集まっておしゃべりします。そんな時に誰かがウードを持ってきて、みなで楽しむこともよくあるようです。

まとめ

夫は時間の経つのも忘れるほど熱中して練習しています。とても楽しそうです。
練習の音を隣で聞いていますが、初心者でもそれなりの音が出せるので、さほどうるさく感じません。

ぼかいか
ぼかいか

私は20歳を過ぎて、バイオリンを習ってみたことがある。
きれいな音を出すのが難しくてすぐ挫折した。これに比べるとウードは難易度が低そう。

だんなさん
だんなさん

なんだか上手になれそうな気がします。お家時間に最適ですよ!

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