東北出身の私が、モロッコでもふと食べたくなる東北銘菓10選。

食べる

私はモロッコに住んでいますが、日本では仙台に住んでいました。
仙台は東北人が集まる都市なので、職場や知人からおいしい東北銘菓をお土産としていただく機会が結構あって、今でもたまに思い出して食べたくなることがあります。
今日はそんな、もう一度食べてみくなる東北銘菓をご紹介していますのでぜひご覧ください!

青森 

(株)ラグノオ 「つまんでリンゴ」

青森県に近い秋田県に実家のある友達が教えてくれました。地元の人はさすが、おいしい物を知っています。グラッセとかドライリンゴとか説明に書いてあるのですが、食べた感じは、グニャっと歯ごたえのある感じです。リンゴの酸味とチョコートのバランスが絶妙です。一袋に8個ぐらい入っていてあっという間に食べてしまいます。

ぼかいか
ぼかいか

青森だったらやっぱりリンゴだよね。

【追記】 この商品ネットを探しても見当たらなくなってしまいました(涙)。美味しかったのにぃーーー。
でもこの商品以外にもラグノオの商品はいただいたことがありますが美味しかったです。

お土産で何回かもらったことのあるのは青森のおまつりで登場する「ねぶた」の絵のジュース。
青森と言えばリンゴ。当然美味しいです。

秋田

(株)金萬 「金萬」

社名も商品名も「金萬」です。カステラ状の皮の中に、卵が入った白餡が入っています。白餡が甘すぎずしっとりしていて、あんこが苦手という友達も金萬だけは食べられるほどです。皮は、しっとりというよりは若干ぱさっとした感じですが、ほのぼのした、ほっとするような風味があります。そんなに大きくないからパクパク何個も食べられます。
金萬は、「生」と「真空パック」の2種類あるのですが、生の金萬を買えるのは秋田市内の販売店のみらしいです。真空パックもおいしいですし、生とさほど違いはありませんがおすすめはやっぱり生です。

ぼかいか
ぼかいか

形がお殿様からのごほうび感があるなって思うんです。

もろこし

トウモロコシとは関係ありません。もろこしは小豆の粉で作った干菓子です。
はっきり言って、非常に地味~な食べ物です。そんなにしょっちゅう食べたくなるほどではないし、ほんのちょっと食べれば十分なのですが、数年に一度ぐらい思い出します。
夏に冷たい緑茶と食べたらとってもおいしかったことを私の脳が覚えているのです。

「諸々のお菓子を越えてうまし」だから諸越、それがもろこしの由来なんですって!

▼もろこし商品の一例です。▼

岩手

菓匠松栄堂 献上田むらの梅

梅餡を求肥で包み、その上から青紫蘇で包んだ和菓子。これはおいしいに決まってる!
人差し指と親指で作った輪っかぐらいの大きさしかないのですが、おいしいので食べた後は満たされた気持ちになります。計算すると1個あたり194円ぐらいです。大きさからすると、ちょっとお高めに感じますが、上品に味わうお菓子ということなんでしょうね。

山形

株式会社 玉屋総本店「のし梅」

「のし梅」は寒天にすり潰した梅を練りこみ、薄くのして乾燥させたもの。
ちょうどいい甘酸っぱさで梅の香りがさわやかです。竹の皮にはさんであるのが風情があります。
のし梅自体はゼリー状でべたべたするのですが、竹の皮をはがしながら食べると手を汚さずに食べることができます。
ちなみに水戸にものし梅が売っているそうですが、発祥は山形だそうです。

樹氷ロマン

樹氷で有名な蔵王のお土産として有名です。(蔵王は宮城蔵王と山形蔵王があるのですが)
ウエハースとクッキーの中間ぐらいの生地にホワイトチョコレートがサンドしてあります。ザクッとした歯触りで食べごたえがあります。職場でもたびたびお土産として頂いたことがありますし、自分で温泉に行った時に自宅用に買ったこともありますよ~。

宮城

(株)菓匠三全 萩の月

たっぷりのオリジナルカスタードクリームを、ふんわりとしたカステラで包んだお菓子。
日本各地で似たような商品を見かけますが、クリームの味、ボリューム、外側のふわふわさなど、萩の月にはかないません。
本当のことを言うと私は牛乳があまり好きではなく、このカスタードクリームはミルク感が強めなので姉妹品でチョコレート味の「萩の調」の方が好きだったのですが、東日本大震災後は販売を休止しています。2019年には期間限定で販売されていますが、ぜひ完全復活してほしいものです。

生クリーム大福 喜久福

お茶屋さんが作ってる生クリーム大福。抹茶味とほうじ茶味がある。漫画呪術呪術廻戦で五条先生がお土産に買ってたやつです。おいしい。これは間違いない。

福島

私は福島出身なので、自信を持ってご紹介しています。まちがいなくおいしいです。

(株)三万石 「ままどおる」

ままどおるはバターを加えたミルク味の餡を生地で包んで焼いたお菓子。私が就職して初出勤するときに、母が「職場に持って行きなさい」と持たせてくれた思い出があります。

似ているといわれている「博多とおりもん」というお菓子を1度だけ食べたことがありますが、そちらのほうがままどおるの皮よりもっちりした皮だなと思った記憶があります。確かに似ていますがやはり別物です。

(株)三万石 エキソンパイ

エキソンパイはままどおるを販売している三万石の商品で、ままどおると並ぶ人気福島土産です。

最近、モロッコのパティスリーで(甘いパン屋さん)でエキソンパイにそっくりなパイを食べました。味は良いのですが外側のパイの部分がやたら厚くて中のあんが少ないという、エキソンパイと真逆の構成でした。

三万石のエキソンパイはすごいんです。くるみの入ったあんがぎっしりで、1つ食べるとおなかがいっぱいになります。私が子供の頃からこんなしゃれたお菓子を売っていたなんて、三万石ってすごいなあとしみじみ思いました。

ぼかいか
ぼかいか

注意点が1つ。個包装の袋の中に酸化防止剤が1つ入っています。
うっかり噛んでしまうことがあるんだよねー。

(株)柏屋 「薄皮まんじゅう」

その名のとおり、薄い皮のおまんじゅう。皮は黒糖をつかっているので、茶色いです。

皮が薄いので、ほとんどが餡という姿になるわけですが、しっとりしたこしあんが非常においしい。
子供のころはおまんじゅうといえばこれでした。今思えばなんて贅沢だったんだろうと思います。
濃いめの緑茶と、ひんやりしっとりのこしあんの組み合わせで食べるのが最高です。

(株)かんのや 家伝ゆべし

福島県民にとって、ゆべしといったら三角形であんこが入ったこれです。ちょっぴり醤油味?
県外に出てあんこの入っていないゆべしを知った時はとても寂しかったです。
そして、西日本では、柚子が入っていてるから「柚餅子」と書いてゆべしなんだということをたった今wikiペディアで知りました。私の記憶では私が柚子が入っているゆべしを食べたことはありません。東北で食べるゆべしはクルミが入っています。

おまけ

新潟の笹団子

新潟は東北ではないのですが、東北と隣接してるというこで、大好きなお菓子を紹介させてください。

大きく立派で香りがいい笹の葉っぱに包まれたヨモギ団子。その見た目だけでわくわくしてしまいます。ヨモギもしっかり入っていてこちらも香りがよいです。
メーカーによってさまざまなようですが、私がいただいたものは、これでもかというほどヨモギで濃い緑でになっており、非常においしかったです。

「出来立てが柔らかくておいしいから早く食べてね」と頂いたのですが時間が過ぎてちょっと硬めになったものも私は好きなんです。これも緑茶とともにいただくのが最高です。

まとめ

みているだけで食べたくなって来ませんか?本当においしいですよー。
日本食が手に入りにくいモロッコですが、普段はさほど恋しくなりません。
でも寒い季節には甘いお菓子、特にあんこ系の和菓子が食べたくなります。家族や知人が海外にいるという方はお土産には和菓子がおすすめ、と私個人の意見です。

ぼかいか
ぼかいか

女子に人気のマカロンなんて、食べたいと思ったことは1度もないよ。
海外組は和菓子、あんこ、餅、が食べたいんだよ!!(多分)

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