ラマダンに入って私が毎日やっていることはオレンジ絞り。
1日の断食明けの食事(フトール)のための飲み物を作るのです。
モロッコ語でアセール、フランス語でパナシェ(アルコールではない)、ラマダンの時期ではなくてもモロッコではよく飲まれています。
果物と野菜がおいしくて安いからね。
作り方
ジュースのベースになるのはオレンジ、牛乳、水など。
ベースとなるものと自分が好きなものを好きな量、ミキサーに入れる。
基本的な作り方はそれだけです。(オレンジはあらかじめ搾っておきます。)
実例
特に驚くようなものはないのかもしれませんが、私は日本では飲んだことがなかったので新鮮でした。
オレンジが酸っぱい時ははちみつを入れることもあります。
モロッコはちみつもおいしいです。
オレンジ+ニンジン
ニンジンはすりおろして生で入れるやり方と茹でたものを入れるやり方があります。
すりおろしニンジンだとシャキシャキ感が楽しめますし、茹でニンジンを使うとオレンジジュースとよくなじみ、なめらかになります。
私は茹でたニンジンを入れる方が好きです。
オレンジ+ニンジン+ローズウォーター
ローズウォーターって食べていいの!?って思ったのですが、食用があります。コップ一杯に対して小さじ1ぐらい入れれば十分です。
左:オレンジ+ニンジン
中:オレンジ100%
左:ローズウォーター
モロッコのバラの谷も有名ですね。
今年採れたばかりのバラ水を買ってきましたよ。
オレンジ+キュウリ
キュウリは皮をむき、種の部分を取り除いてからぶつ切り、オレンジジュースとミキサーにかけます。
キュウリを混ぜるとオレンジの酸味がやわらぎ飲みやすくなります。キュウリの水分でオレンジ味が薄くなるのですが、オレンジの味が濃いので十分甘くておいしいです。
モロッコの100%オレンジジュースがおいしいのは有名です。いろいろなところで飲めます。
オレンジ+ニンジン+ビーツ
このジュースの主役はビーツです。毒々しいビーツ色をしています。
ビーツはあらかじめ茹でておきます。
私が初めてビーツを口にしたのはこのジュースでした。その時は土臭さが苦手で飲めませんでしたが、サラダでビーツのおいしさを知ってからは飲めるようになりました。
オレンジ+桃またはネクタリン
私が一番好きなのはこのジュース。そりゃあ、おいしいだろうなと思う組み合わせです。
桃またはネクタリンは皮ごとミキサーに入れてもシャキシャキしておいしいです。
イチゴを入れてもおいしい。
牛乳+アボカド
レストランなどでもよく見かけるアボカド牛乳。
私の家ではバナナを甘みとして使うこともあります。
アボカド牛乳も人気がありますね。
牛乳+イチゴ+バナナ
安いのでたっぷりイチゴを使えるのがモロッコのいいところ。バナナで甘みを加えます。
牛乳+イチゴだけ、牛乳+バナナだけもよく作ります。
ドラゴンフルーツ+水
これは自分で作ったことはありません。
北モロッコのジューススタンドで飲んだドラゴンフルーツのジュースです。
ドラゴンフルーツは果肉が白いものだけでなく果肉が赤い品種もあります。かなり赤いドリンクなのでそちらを使っているのかなと思われます。
おいしいと思わなかったもの
①リンゴ+牛乳。
リンゴの舌触りが気持ち悪い。
リンゴより牛乳の味が強く感じる(私は牛乳が好きはない)
②キュウリ+水+砂糖。
甘いキュウリになじみがない。
飲むとキュウリは噛んで食べたいなと思う。レモンを加えるレシピもある。
飲み物レシピ本をチェックしてみた。
スーパーの書籍売り場で15~20DHぐらいで売っている、飲み物レシピ本を持っています。
正直なところ、目新しいものはあまりなく、要するに果物の組み合わせをいろいろ変えてあるという感じでした。
ドライフルーツ(イチジク、プルーン、アプリコット、デーツ、レーズンなど)をお湯で柔らかく戻してから入れたり、アーモンドを混ぜるレシピは面白いなと思いました。これは牛乳やヨーグルトで作るものが多かったです。
そんなに飲みたいとは思わなかったので私はまだ作ったことはないのですけれど。
まとめ
ミキサーを使った飲み物といえばスムージーを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。レシピを見るとスムージーは「美容・健康のため」という目的が第一にあるように思えます。
モロッコで飲むのは「おいしいから飲む」と言うのが先にあって、結果的にヘルシーと言う感じではないかなーというのが個人的な見解です。
適当に自分の好きなものを混ぜるだけ。だから簡単です。