アニメに出てくるモロッコエピソード調べ 

映画・音楽・エンタメ

モロッコ在住ぼかいかです。
モロッコが登場するアニメ作品を探してみたらいくつか見つけたので、ご紹介したいと思います。

ぼかいか
ぼかいか

最近見たのはカルメンサンディエゴ!

花の子ルンルン

古いテレビアニメなので若い人はご存じないかと思います。
花の精の血をひく女の子ルンルンが「幸せをもたらすと言われてる、どこかでひっそり咲いている」という虹色の花を探して旅をするというアニメです。

オープニングだけyoutubeで見つけました↓

モロッコが出てくるエピソードは2話あります。

第39話「モロッコへの片道切符」

イギリスのとある町でルンルンはダリフという少年に出会います。ダリフの両親はすでに他界していますが、モロッコに古くから暮らしている民族であるベルベル人でした。ダリフはモロッコに行ったことはありません。
まだ見ぬ故郷へ帰るために苦労しながらもルンルンと共にようやく船に乗れたというところで終わります。

ぼかいか
ぼかいか

悪者がルンルンの邪魔をした後、魔法でルンルンが変身して解決!
というのが定型です。

第40話「ファンタジアの銃声」

ルンルン一行はモロッコに到着しダリフの両親が住んでいた村へたどり着きます。貧しい村人たちは「子供の面倒を見ることはできない」と村からを追い出そうとします。そこでダリフは村の祭りである「ファンタジア」に参加し一人前であることを証明してみせるというお話です。

アトラス山脈やベルベル人の家などモロッコの雰囲気が描写されています。
祭りの会場にモロッコの国旗が飾られているシーンもありました。

現在でもモロッコの町では国旗が飾られているのをよく見かけます。1話30分のお話ですが良く調べて作られているんだなーと感心しました。

だんなさん
だんなさん

赤地に緑色の一筆書きの星がモロッコの旗です。

ちなみに私の住んでいるマラケシュでは伝統的な騎馬戦術を再現したディナーショー「ファンタジア」を見ることができます。モロッコ観光の際はぜひ。

ぼかいか
ぼかいか

ファンタジアディナーショー Chez Aliで検索してね。

ルパン三世

ルパン三世 2ndシリーズ
第30話「 モロッコの風は熱く」

モロッコに行ったルパンは外人部隊の兵士を強制徴収している革命派にさらわれてしまいます。そこには銭形警部も同様に捕まっていました。2人は鉄の首輪で繋がれてしまい一緒に逃走することに・・。

物語の冒頭で地図が映ります。舞台はマラケシュのようです。

ジャマ・エル・フナ広場らしき場所や皮なめし場らしき場所などところどころにマラケシュらしさを感じました。

私の義母は外出するときこんな感じのスタイルです。グレーにピンク、色の組み合わせもそっくり。

youtubeで見つけたオープニング集↓かっこいい。

今見ても2ndのオープニングテーマ曲がとにかくかっこいいです。

ルパンの顔も声も私にはこれこれ!これなんです!と大満足してしまいました。

ルパン三世関連では、「ルパン三世 TVSP トワイライト☆ジェミニの秘密」という作品もモロッコが舞台となっているようです。いつか気が向いたらみようと思います。

タンタンの冒険

タンタンの冒険はベルギーの漫画が原作のアニメです。少年記者のタンタンが様々な事件に巻き込まれ、解決していきます。

モロッコが舞台とされているのは「金のはさみのカニ」というお話。

港で発見された溺死体事件の謎を追跡していったらモロッコにたどり着いて・・という内容。後半にならないとモロッコの町はでてきません。

個人的な感想ですが、モロッコの描写がすっきりし過ぎなように感じました。
絵がきっちりし過ぎてモロッコの雑踏感が伝わりにくいのです。
絵柄は可愛くて好きです。

密輸犯のアジト。

モロッコ名物ミントティーでしょうか?

画像著作(c) Ellipse Programme, Nelvana Limited, FR3, M6 (c) Hergé-Moulinsart 2009

正確な描写はあまり必要ないのかもしれませんが、モロッコだと明示されている部分もあります。

敵が乗っていた飛行機に[CN-34]と機体記号が書かれています。(機体記号とは航空機に付けられる個別の記号で国籍記号と登録記号により構成される)

このCNというのがモロッコを示すそうです。実は細部にこだわっていたのですね~。

カルメン サンディエゴ

このアニメはカルメン サンディエゴという女の子が世界各地を舞台に悪の組織バイルと戦う物語です。アクションシーンも多く男の子が見ても楽しいと思います。

モロッコが登場するのは第2話と最終回です。場所はカサブランカ。

泥棒になるための学校バイルアカデミーで学んでいたカルメンは試験に落第し、学校を抜け出します。カサブランカの遺跡発掘現場で出会ったおじいさんから「財産はみんなで分かち合うべき物」という話を聞いて正義に目覚めます。

モロッコの風景描写は少ないですし、ストーリー上、モロッコでなければいけないというわけでもありません。しかしバイルアカデミーはカナリア諸島にある設定なので初仕事がモロッコというのは何気にリアリティがる設定なのです。カルメンの初仕事と最終回をモロッコで締めくくるというのは、モロッコで暮らす者として単純に嬉しかったです。

モロッコ絡みだからというだけでなく、このアニメがとても面白かったのでもう少し詳しく紹介してみます。

見どころ その1 個性的なキャラクター

登場人物がみな個性的で面白いです。何人かピックアップしてみます。

・シャドーさん(Shadowsanという名前?)
なぜか敵からも常に「さん」付けで呼ばれる日本人。バイルアカデミーで講師として武術や折り紙を教えている。皆に「侍」とか「忍者」とか言われているけど自分では昔やくざだったとも言っている。カルメンの生い立ちの謎を知る人物。風貌が高倉健さんっぽい。

・ドヴィノー警部
インターポールの警部。カルメンを追っている。高級車を何台もだめにして怒られたり、仮装パーティーではバナナの扮装をするなど憎めない人物。ルパン三世に出てくる銭形警部を思い起こさせる。

・クラックル 
バイルアカデミーの同期生。元電気技師。同期の中ではカルメンと1番親しかった。任務に失敗してバイルアカデミーから記憶を消される。えくぼがかわいい♡

・ル・シェブ
バイルアカデミーの同期生。 ジャンプ力と素早い身のこなしで高い場所にも上っていける。下まつ毛が印象的(笑)

・エル・トポ
バイルアカデミーの同期生。 モグラのように土に潜っていくのが得意。

・ダッシュ・ヘイバー 
刃物が仕込まれ帽子(ハット)を飛ばして武器にする。

・ペーパースター 
授業で習った折り紙の技術を独自に発展させ武器にした。紙があればすぐに手裏剣を作って武器に出来る。

他にも個性的なキャラがたくさん出てきます。

見どころ その2 世界各地を巡る

ストーリーは世界中を舞台に展開されます。毎回冒頭で舞台となる国についての基本的な情報を教えてくれます。私も初めて知ったことがけっこうありますし、子供たちにも勉強になるのではないかと思います。

このアニメは子供の学習用のゲームとして作られたのが始まりらしいので、その名残りなのかもしれません。

私は有名観光地を巡るのが好きなのですが、世界各地の観光名所が描写されるので楽しいです。旅行好きな方にもおすすめのアニメです。

まとめ

モロッコはアニメの中にもちょこちょこ出てきます。泥棒や財宝、旅といったキーワードと相性が良いのかもしれません。

世界中の人々がモロッコに対してミステリアスで魅力的なイメージを抱いている、その現れではないかと私は思います。

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