友達が「ナイアードのガスール、使うならあげるよ」って。
欲しい?
久しぶりに使ってみようかな。
固形と粉末のガスールのほかに薔薇水、アルガン石鹸ももらったよー。
夫の友人からナイアード(社名)のモロッコ美容商品をいただきました。ウレシイ!
おかげで久しぶりにモロッコ美容を楽しむことができました。率直な感想を書いてみたいと思います。
ナイアードとガスール
ご存じない方のためにざっくり説明しますと、ガスールというのはモロッコで採れるミネラルをたっぷり含んだ溶岩粘土のことです。
モロッコでは昔から洗顔・洗髪、全身洗浄、パックなどに利用されてきました。乾燥したものを水に溶かして使います。
従来、市場に出回っていたガスールは品質にばらつきがあったところ、ナイアードの会社は質を安定させるとともに、改良を加え商品化したそうです。
ガスールについては、私がいろいろ書くよりも、ナイアードの公式サイトを見ていただくのが一番正確かつ詳細だと思います。知りたいことはなんでも書いてあるという感じです。
ナイアード公式サイトはこちら→https://www.naiad.co.jp/
ガスールで洗顔
まずは粉末タイプのガスールで洗顔してみました。
袋の裏にフェイスパックで使用する場合の水とガスールの分量の目安は書いてあります。
それを参考にしながら目分量でペーストを作りました。水は少なめにしたつもりですが、それでもさらっさら、シャバシャバの液状です。
顔にのせて優しく広げるとペーストが透明に見えるぐらいの水っぽい質感です。ほんの少しだけ粘りというか、ぬめりがあってこういうところが粘土なのだなと感じられます。
匂いは全然ない。驚くほど無臭。
洗いあがりはしっとり。そして鏡を見ると顔が明るくなったと感じました。これはびっくりです。
洗顔後シャワーに入って、再び自分の顔に触れたときに「完全にいつもと違う!いい感じになってるぅ~!」と実感、二度びっくりしました。
洗顔がかなり良かったので時間がある時に今度はパックに挑戦したいと思います。
ガスールで洗髪
シャンプーしても頭皮の匂いが残ってる時ってないですか?あれがなくなったらどんなに気持ちいいだろうか。そんなことを考えながら、ガスールで洗髪してみました。
実は何年も前に1度ガスールで洗髪したことはありますが、正直な感想は「使いにくい。」
何も考えず、ペーストを作ってザバーッと頭にかけてしまい、頭皮にまんべんなく届きませんでした。泡が出るわけではないので頭皮全体に広げるのが難しかったと記憶しています。
今思えば、白髪染めや、ヘアカラーをするときのように髪をブロック分けすべきでした。ただ私は面倒くさがりなので、もっと手軽にやりたいのです。
そこで、今回は白髪染めの時にも使ったことがある、お好み焼き用のソースディスペンサーを使ったら便利じゃないかなーと考えました。
↓こういうやつ。これを使えば頭皮に直接まんべんなく行きわたらせられるはず!
と思ったのですが、よく考えたら子供が壊してしまったのでした!理想とはだいぶ違うのですが、日本のトマトケチャップの空の容器があったので、代用品として使ってみました。
公式サイトで分量の目安を確かめてペーストを作りました。ペーストというより水。シャバシャバの状態です。
そして私は何か間違えているのか?量がかなり少なく感じます。絶対足りないと思ったので2倍の量作りました。(写真は標準の量)
結果、2倍の量でも私には少し足りなかったです。(多すぎると頭皮に必要な皮脂まで奪われるので注意)
トマトケチャップの容器は使いやすかったですが水で作ったことが失敗でした。冷たーい!お湯で作るべきです。
ガスールを頭皮になじませたら、後は水で流すだけ。トリートメントもリンスも使わなくても大丈夫と書いてあったのでそうしてみました。
「トリートメントなしで本当に大丈夫なの!?髪がごわごわになりそう。」と半信半疑でしたが、乾かしてみると髪はさらっとして問題なかったです。頭皮は、二日シャンプーをしておらず、かなり汚かったはずなのですが、ドライヤーをした時でも洗い残しの汚れの匂いがしてきませんでした。
ガスールでの洗髪、期待していなかったのですが、さっぱりしました。また今度やってみるつもりです。
余談ですが、息子が固形のガスールを見て「これ、おいしそうだから噛んだことがある」と言っていました。
ナイアードのガスールは袋を振っただけでもザクザクおいしそうな音がします(笑)。もし使うのであれば小さなお子様がいる方は気を付けましょう!
ローズウォーター 朝摘み薔薇水
ローズウォーターはナイアードのものに限らず、モロッコ土産として人気があります。
私がいただいたローズウォーターはラベルが英語で書かれているので日本以外の国で販売するものと思われます。公式サイトを見ると【朝摘み薔薇水】という商品があるので、それと同じ物かなと推測しました。
薔薇水は化粧水、ブースターとして使えます。いい匂いです。
スプレー式になっているのですが、本音を言うと、化粧水は顔にバシャバシャ塗りたい派なので、スプレー式はまどろっこしい。雑菌が入りにくかったり、出し過ぎる失敗が少ないなどメリットがあるのはわかるのですけれど。
なんて考えていたら、スプレーであるが故の良い使い方を思いつきました!
それはズバリ、かかとに使う!!!
私の足のかかとは乾燥してざらっざらなのですがお手入れを全くしていません。たとえ風呂上がりの自分の足の裏でも、なんだか汚い気がして触るのがいやなのです。
保湿力はクリームやオイルにはかなわないだろうけど、この薔薇水なら手を汚さずに潤いを与えることができます。さらっとしているのでいいかも!と思っています。
さて、ちょっと目を離した隙に息子たちが、この薔薇水を勝手に室内に振りまいていました。
目的はおならのにおいごまかし。モロッコの幼稚園では子供たちがおならをすると先生が香水をまいていたのだそうで、「おならをしたらいい匂いでごまかす」という発想のようです笑。
薔薇水はちょっと考えただけでも使い道がいろいろ浮かんでくるので、すぐに使い切りそうな予感がします。
アルガン石鹸
モロッコ美容といえばアルガンオイル。アルガンオイルを使った石鹸もあります。
まず、この石鹸の袋の裏書を見てみましょう。引用します。
モロッコに育つアルガンの木から採ったオイルと、エクストラバージン・オリーブオイルを主成分に、素材本来の良さを生かすコールドポロセス製法でハンドメイド。タイのココナッツオイルとパームオイルが豊かな泡立ちを生み、アルガンオイルに含まれるビタミンEが肌をふっくらと洗い上げるフレッシュで贅沢な石鹸です。
※保湿成分が多く洗顔、洗髪に最適です。
裏書を読んだだけで、良さそうだなーと感じます。
洗顔にも洗髪にもできますが、贅沢に全身洗浄に使ってみました。
袋から出すとオリーブ石鹸のような匂いがしますが使ってみるとほぼ匂いは感じません。
泡立ち良く、ごく普通の石鹸です。私は感覚がそれほど優れていないので一般的な市販の石鹸との違いはよく分りませんでした。(決して良くないと言っているわけではありません。)
顔に使った方が良さがわかるかもしれないなーと思います。
使い方は自分次第
ナイアードのサイトを見るとガスールも薔薇水もアイディア次第でいろいろ使えることがわかります。
私が面白そうだと思ったのはガスールで犬を洗うというアイディア。
日本なら犬のシャンプーがあるので、わざわざ使わなくてもいいとは思いますが、ガスールは自然のものなので動物にもよさそうです。犬の匂いがとれるのだとか。どんな犬でも獣の匂いってありますよねー。
ガスールを入浴剤として使うのも楽しそうに思います。(24時間循環式のお風呂では不可)
ガスールは全身パックとしても使えるので、全身パックの後に流さずにお湯に入ったらいいかも、なんて思いました。自分の背中をきれいにしたいと思っても自分で背中パックは難しい。けれども入浴なら簡単です。
若い頃は背中の皮脂のせいで、よく赤いぽつぽつが出たものです。あの頃知っていたらどんなに良かったことか…。
まとめ
ガスールは使用の際に少し手間がかかりますが、効果が実感できたので使ってみる価値はあるなと思いました。
以前私がガスールを使った時は、毎日が忙しく、時間に追われながら慌ただしく使ったせいか、それほど良いとも思わなかったのですが、今回丁寧に使ってみたらかなり良かったです。
モロッコ美容の楽しさはアイテムの優秀さとともに、そのアイテムを使ってリラックスした時間を過ごすことにあると私は思います。こんなところがモロッコ生活の楽しいところです。