海外在住 持ち寄りパーティー 何を持っていく?私の経験談

ニンジンとビーツのサラダ 生活

 持ち寄りパーティーに誘われたら?
参加したいという気持ちの反面、モロッコだとそれほどお店もないし、料理が苦手な私にとっては頭を悩ませるものでもありました。

 今日は、持ち寄りパーティー初心者や料理が苦手だという方に向けて私の体験記を書いてみます。料理が得意で、いろいろなアイディアが浮かんでくるという方は時間の無駄になるんので読まなくてもいいと思います笑

なぜ持ち寄りなのか

 私は初めて「持ち寄りでやりましょう。」と誘われた時、「持ち寄り」というのは、みんなの負担を平等にするってことだから、それなりのボリュームのもの、素敵なものを持っていかなくちゃ!と思ってしまいました。でも、実際参加してみると、場所を提供してくれるホストさんや、「やりましょう!」と声掛けしてくれる方たちが、それだけで十分なほどしっかり準備してくださることが多いのです。それでも「持ち寄りで」というのは、

  • 料理が失敗した場合や量が足りなかった時のための保険
  • 当日は、ホストさんも、もてなすだけでなく、自分もおしゃべりを楽しみたい(1人で100%準備するのは負担が大きい)
  • 持ち寄りにすることで、より豪華になる
  • 子供がいるからレストランは気を使ってしまう

というようなことなのだと思います。メインは準備されているので補助的なものを持っていくと考えればいいのです。
 もちろん、料理が得意だとか、時間、金銭的に余裕があるという方はじゃんじゃん作って持っていけばみなうれしいはずです。

料理が苦手なら買えばいい

「みんなが手作りだから。」という理由で無理に手作りすることはないと思います。私が頭を悩ませていると夫が

だんなさん
だんなさん

お寿司でも買って行ったら?日本人はみんな寿司好きでしょ?

と言ってくれました。モロッコでも寿司ならば売っているお店はあります。
握りじゃなくて巻物だったら、手で食べてもいいし、おしゃべりしやすいはずです。持ち寄りなので他の人も食べ物を持ってくるので量もそれほど多く持っていかなくても、大丈夫です。
 
 飲み物を買うのもありかなと思います。私は飲み物をがぶがぶ飲みたい方なのですが、遠慮してあまり飲めないこともあります。そんな人は結構いるのではないでしょうか。いつもは買わないちょっと高めのもの、おしゃれなものを選べば場も盛り上がるでしょう。

 ただし、飲み物しか持っていかない人が多数になっても困るので、「私は今回は飲み物をもっていくねー!」と先に宣言してしまいましょう。こういうことは先手必勝です。

先輩からのアドバイス

 モロッコ在住のある先輩女性に「何を持っていけばわからない」と相談してみたことがあります。

先輩
先輩

なんでもいいのよ。簡単なものでいいの。
モロッコなんか果物が安いんだから、それを細かく切って混ぜるだけで、立派なフルーツサラダの出来上がり。
ヨーグルトをかけるとか、ミントを飾るとかしてガラスの器にでもいれたら上等よ!!
 料理も大事だけれど、みんなおしゃべりを楽しみに行くのよ。楽しむことが重要なのよ。

と教えてくれました。具体例を挙げてくれたのがとてもありがたかったですし、ネガティブになっていた私になによりも【楽しむ】ことが一番重要なことだと気が付かせてくれました。

 モロッコでは、レストランのメニューにもフルーツサラダをよく見かけます。切って混ぜただけですがおいしいです。

私の失敗例

 簡単でおいしいという理由から、私はキャロットラペを作ることにしました。狙いは悪くないと思っています。
 キャロットラペとは、ニンジンを細く切ってオリーブオイルやレモン等で味付けしたサラダでフランスでもよく食べられています。私はおもてなし料理の本の中からこのレシピを選びました。その本には、「おいしくてみんなモリモリ食べるから、いつも足りなくなる。」などと書いてあったのですが、あまり上手にできませんでした。仕方なくそれを持っていきましたが、大量に残ってしまい恥ずかしかったです。

前日に夫にニンジンを買ってくるよう頼んだのですが、夫が買ってきたニンジンはどれも細く、でこぼこでした。それでニンジンをスライサーで上手に切れなかったのと、モロッコのオリーブオイルはちょっとくせがある、またレモンも独特の風味のある品種を選んだ、そして私が料理下手だった、二人目妊娠中で体がしんどかった、などいろいろ理由が重なり失敗した理由と思われます。
 
 また、缶詰のトウモロコシと玉ねぎでフリットを作ったこともありますが、サクッしておらず、ふにゃふにゃで自分の作りたかったものではないものが出来たこともあります。それも仕方がないので持っていったのですが、トウモロコシ自体がおいしいのでおいしいと言ってくれる方もいました。

簡単な料理は素材が命だね。

実際どんな食べ物が並んだか

 では、他の方はどんなものを持って来たのでしょうか?モロッコでは集められる食材に限りがあるのですが、みなさんさすがです。何度か経験して覚えているものを書きます。

グラタン おいしくて割と簡単な上に見栄えがします。 

てのひらサイズのピザ 大きいピザだと重たすぎるのでこれぐらいがちょうどよい。子供も食べやすい。

ちらしずし 瓶詰のイクラがトッピングされていました。ちょっと高価なので私は買ったことがありませんが予算が気にならなければ、ちらしずし自体は難易度はそれほど高くないのかもしれません。

グリーンサラダ 野菜は普通にレタスがメインのサラダです。自作のクルトンもトッピングされていました。ポイントは手間暇かけて作られたドレッシングで野菜とは別のボトルに入れて持参されていました。ドレッシングを食べるという感じでとてもおいしいく、ごちそう感がありました。

コロッケ 作りやすい、持っていきやすい、食べやすい、おいしい。小さいボール状で見た目も可愛いかったです。

ひよこ豆で作った豆腐 私は初めていただいたのですが、本当に豆腐の味でびっくりしました。
温めると溶けてしまうそうで、冷奴でいただいたのですが、日本食に餓えている日本人には好評でした。

卵焼き 私も持っていったことがあるのですが卵焼き器(四角いフライパン)を使うときれいに形が作れます。日本から持ってきた顆粒だしなどがあれば、混ぜるだけでおいしくなるし、洋風にも和風にもアレンジできるので参加メンバーの好みに合わせることができます。

子供受けを狙う

 持ち寄りにする理由のひとつとして、子供の存在があります。子供が騒ぐからレストランでは落ち着けないのです。ただ、家にいても子供はうるさいし、数人が集まれば大騒ぎが始まります。
 そこで、フライドポテトや唐揚げ、キャラクターをかたどった食べ物など子供受けを狙った物を持っていくのもありです。子供の食事がさっさと済ませられる、食べている間は静かになるなどママさんにもメリットがあるので喜ばれます。
 ただ、料理が苦手な私にはまだ唐揚げはハードルが高いのですが(笑)

まとめ

 料理が苦手な人が持ち寄りパーティーに参加するとき大事なことは、「より簡単で失敗のない料理を選ぶ」というのが私の持論です。
 料理を作るのに時間をかけるのではなく、「簡単においしく作れるものは何か」を考えることに時間をかけるべきです。自分が自信のあるものを持っていくことができれば、より楽しくパーティーを楽しむことができますよ。楽しんできてくださいね。

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