モロッコ国内を家族旅行してきました。ところどころ立ち寄った町なども記録。
ラバト
マラケシュを出発して最初に向かったのは首都ラバト。旅行のついでに大使館に寄ってパスポートを作り、ちらっとラバト観光。
約10年ぶりにウダイヤのカスバに行った。
内部には居住区域があり、以前はシャウエンのような青色で壁が塗られていたのだけど、今回青い壁を見なかった。
ちらっと行っただけなのでよくわからないけど小ぎれいに整備されてたから青壁やめたのかな?
昔からあるカフェとアンダルシアスタイルの庭園は変わらず存在。
庭園には実の付いたブドウやオレンジの木、花などが茂っていてよい雰囲気。
小さなスークで部屋着を購入。ほかの町のスークと比べて外国人ウケがよさそうな柄が多い気がする。さすが首都、都会だなと感じた。
生地はコットン100ではないっぽく、吸汗性はいまいち。都会だけどやはりモロッコ。
犬の絵がお腹の辺りに来てしまうのでもう少し上にプリントして欲しいかな笑
イフレン
目的地のサイディアまでは遠いのでイフレンで1泊。ここでは夕ご飯と朝ごはんを食べただけ。
冬は雪が積もるほど降り、スキーなどのリゾート客でにぎわうそうです。オレンジ色の三角屋根が特徴的な街でした。
水道から出る水がとても冷たいこと、レストランでポテトフライにはケチャップはなくマヨネーズとアルジェリアンソースだけ。日常との違いが楽しい。
郵便局も三角屋根。
朝食。はちみつの付いた食べ物が出てくると蜂が現れる。ヨーロッパみたい!
モロッコだとパティスリーのショーケースの中にいるのにね。
名前はもう覚えていない町で
コトレットが食べたい。
夫が友達からおすすめされたローカル食堂で食事。
肉はカリカリめでおいしかった。ポテトにはここでもマヨネーズだけだった。
もう1回コトレットが食べたい。
サイディアからの帰り道で。コトレットを食べるためだけに高速をおりる。
だだっ広い店内。外は熱風、クーラーなしの開放的な店内で、肉を喰らう我々。前回より肉が多くて食べ応えがある。おいしい!
今日はタジンの気分です。
高速道路のサービスエリアで食べたタジンと凸凹パンがめちゃめちゃおいしかった。
パンに石がついちゃってる。なるほど、パンの凸凹は石で作るのね。
モロッコとアルジェリアの国境付近
目的地であるサイディアに入る手前の場所。地名で言うとウジュダのジュージュブガルというところ。
モロッコ国内から撮影したアルジェリア。モロッコ側も同じようにモロッコ国旗が並んでいる。
お互いに「あっちは別の国なんだな」って見物しているのが面白い。
アメリカとメキシコの国境みたいな厳重な壁を想像していたけど全然違ってた。
サイディア
そもそもなぜサイディアに来たかと言うと、夫の友達が楽しい街だとおすすめしてきたから。彼は夏の間だけ家族と共にこの町に滞在して商売をしている。
彼の説明によると、ここはヨーロッパに住んでいるモロッコ人がバカンスで観光に来ることが多いのだそう。確かにヨーロッパナンバーの車がかなり多かったし、モロッコ語を話す親と外国語を話す子供という家族も多く見かけた。
この町は夏の町。冬は観光客が来なくなるので夏の間にしっかり稼がないといけないのだそう。
町はにぎわっており、メインストリートは広くて長かったけど、ピザやサンドイッチなどの店やよくあるカフェ、定番のモロッコ料理屋ぐらいしかない。ちょっと退屈と言うのが率直な感想。
でも、それなりに楽しみましたよ。
移動式のような雰囲気の遊園地。お客さんでにぎわっていた。
観覧車が個室じゃない。新鮮!
レストランでオランジーナはあるか聞いたところ、似たような飲み物ならあるというので注文。
オランジーナと言うより炭酸の入っていないハワイ(モロッコ全土に普及しているトロピカル味の飲み物。)
お値段30DH。同じサイズの炭酸飲料は10DHなのに。なおハヌートでは13DHで売ってた。
ちょっと騙された感があったけどだけどマラケシュでは見かけない商品だったので楽しめた。ほかにラズベリーカシス味もあって、私はこっちの方が好み。
裏側を見るとユーロマークがあったり、リサイクル云々書いてあるのでヨーロッパでも売ってるもののようだ。
町の中には白い屋根のテントが並んでいて、スークとしてにぎわっている。
夫の友達もここでオイル類やハーブ類を販売していたのでした。サイディアの町は3時半ぐらいまでお客さんが絶えないのだそうです。
お店の人達が寝るのは4時過ぎ。完全に夜型生活。
友達の店で。これは何?と店の主人に聞くと夫を介して「魔法ww」との答え。
呪術的なもの?もしかしたら女性には言いにくい系の薬なのかもと疑っている。謎。
店のご子息(12歳ぐらい)からもいろいろ教わる。
この豆は甘い鞘を食べる、豆は食べちゃダメとのこと。夫は「これを使った料理は知らない」と言っているのでモロッコではそんなにメジャーなものではないのかも。
日本名はイナゴ豆だそうです。
面白そうなシャンプーが並ぶ。「好きなもの持って行っていいよ」とご子息。
さすがマラケシュっ子、太っ腹。
地中海 サイディアのビーチ
我が家の主な目的は海水浴。サイディアの海は滑り台付きのレンタルボートが出てるくらいなので基本的にはそんなに波は荒くないと思われる。
それでも私が行った日は溺れてライフセーバーに救助されていた人もいたし、別の日は波が荒く、監視員が「遠くに行かないで!」の笛を頻繁に鳴り響かせる日もあった。海をなめてはいけません。
前述したとおり、ヨーロッパに住むモロッコ人も多いのでムスリマ水着の人が多い。地元の人もムスリマ水着だったり薄手の普段着で海に入ったり。家族連れがほとんど、平和な雰囲気でした。
ナドール
サイディアから車で日帰りで行ける距離のナドールに行ってみました。
場所を示す道路標識が少なく、不安を感じながらドライブ。ネットが遅いのでアプリのナビも使いにくかった。
適当に見つけた海水浴場で泳ぐ。ナドールの海は砂浜がなく水際からいきなり深くなっているので、海水浴場は少ないと現地人の話。確かに、道路のすぐ隣が海と言うところを走ってきた。
現地民と話をした夫によると、土地柄のため言葉がスペイン語っぽいそうです。
ナドールはかつてスペイン領だった。
すぐ近くにはスペイン領メリリャがあります。
グーグルマップで探してもどこで泳いだのかよくわからない。
波が少なくて泳ぎやすかった。砂浜は人口ビーチの可能性?
小さなスーパーに寄ってみた。普段の生活では見かけない商品を探すのが楽しい。
メントスファンタ味は普通の炭酸感はなく普通のオレンジ味。
ナチュラルフレーバーはビーガンOK、ミント&リコリス味でした。
予定変更
私たちが行った時のサイディアの気温は連日34~37℃ぐらい。
連日40℃半ばを超えるマラケシュと比べると低いけど普通に暑い。
サイディアは暑いし湿気もすごい~。
汗が出すぎる~。涼しいところへ行きたい~。
アガディールへ行きましょう!
というわけで、急遽予定変更となった。借りていたアパートは予定の半分ぐらいしか宿泊しなかったけど宿泊分だけの支払いでOKにしてくれたのがありがたい。
サイディアからカサブランカに移動して1泊。ショッピングモールに行くつもりだったけど、疲れたので中止。6時間ぐらい車に乗って頭がガンガンに痛くなった。
カサブランカのカフェで朝ごはん。サービスで白ハリラが付いてくる。
都会だわ~、と感じる。
アガディール
去年の夏も2週間過ごしたアガディール。やることはほぼ同じ。
今年のアガディールは滞在中ずっと涼しくて気温は27℃ぐらい。なんとこの時マラケシュは47℃なのであった!
ヒャッホー!!
この涼しさ何なの!?
町ごとエアコンの中にいるみたい。
涼しいのは良かったけど、逆に寒すぎて海で泳ぐのがきつい日も。
15時半ぐらいから日が差す日が多かった。日没が遅いので19時過ぎでも泳げる感じ。
アガディールでの楽しみは市場をふらふらすること。
この実は今まで見たのよりひと回り大きい。そして驚いたことに、葡萄のあじがする!!
なんでだろう?すごくおいしかった。
ドラゴンフルーツは見た目が芸術的。
味見させてもらったら甘みがなく、弱めの酸味があるだけ。こんなもの?
こりゃぁ、売れ残るぞ~。
息子たちは何やらスポーティーな靴を買いました。かっこいいデザインです。
早速履いていたらインド人に「ナイスシューズボーイズ」と褒められました笑。
量り売りのお菓子は好きなのを選んで200gで20DH。いろんな味が楽しめるので良い。
コーラグミとベルト状のもそっとした食感のやつとすごく辛いジンジャーキャンディが好き。
帰りはアガディールからマラケシュまで2時間半ぐらい。めっちゃ近かった!!
夏のバカンスはこれでおしまい。