用事があって息子が通う小学校に行ってきました。モロッコの小学校はこんな感じ。
今日はモロッコの学校紹介です。
公立と私立の学校の違い
モロッコでは政府が運営する学校もありますが、あまり恵まれた環境とは言えないようです。
私達の家から一番近い政府の学校は、教室の床が土、机といすがあるだけ。涙が出ました。こんな学校もあるんです。
うちの息子は私立の学校に通っていますが、ごく普通の家庭の子が通う学校です。
学費や通学のしやすさから選択の余地はほぼありませんでした。裕福な家庭であればもっと選択肢は広がります。それは日本でも同じですね。
わりと厳しい教育システム
モロッコの学校では小学校でも年に数回試験があって、パスしないと進級できません。
息子が通う学校では試験が終わると、試験結果を受け取りに親がいかなければなりません。
なかなか面倒です。
そういうわけで、学校に行ったのでした。
幼稚園でさえ、試験をパスしないと進級させない学校もあります。以前通っていた幼稚園では、「あの子、モワイエン(日本でいう年中さん)2回目だよ」なんてこともありました。
逆に標準より1年早く入学させることもできるので、生まれ月によっては考慮してもいいかもしれません。モロッコではよくあることです。
うちの子供たちの場合、モロッコの学校だと学年が1つ違いだけど、日本の学校だと学年が2つ違いになります。考えるたびいつも混乱してしまいます。
学校の様子
校舎の壁にモロッコ国王が描かれている。
公の場所には国王の写真や絵を飾るという法律はあるものの、国民は楽しんで飾っている気がする。
ちなみに、アンディ・ウォーホルのマリリンのようにポップに仕上げた国王や水上スキーする国王の写真などをみたことがあります笑
子供向けに鉛筆型の柱があったり、カラフルなペイントが施されていたりする。
これは去年、新学期が始まる前に来た時の写真です。机は普段はもっと多いそうです。
素朴ではありますが、カラフルに塗られた椅子や、楽しげに飾られた壁など、学校側の心遣いが感じられます。
ちょっとした階段に使っているタイルがとってもモロッコ!
色は地味ですが、かなり凝った形のタイルを使用。もしかすると4枚一組ぐらいのタイルかな??なんて思ったり。
同じ敷地にある幼稚園の園児向けの遊び場。
草が伸びちゃっているのは、コロナで使用頻度を減らしているせいかも、と勝手に想像。
運動場もタイル。危なくないのでしょうか?
日本の小2にあたる息子が言うには「赤ちゃんみたいな運動しかしない」だそうです。
しかも週にたった1回だけ!元気に動き回りたい男の子には気の毒です。
水道もやっぱりタイル使ってます。
まとめ
モロッコの学校は日本に比べたら施設・設備などは質素です。でも教室内の飾りつけなどから、ぬくもりの感じられる空間でした。
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