そこここに感じるモロッコらしさ。子供の学校に行って来た。

子育て

用事があって息子が通う小学校に行ってきました。モロッコの小学校はこんな感じ。
今日はモロッコの学校紹介です。

公立と私立の学校の違い

モロッコでは政府が運営する学校もありますが、あまり恵まれた環境とは言えないようです。

だんなさん
だんなさん

私達の家から一番近い政府の学校は、教室の床が土、机といすがあるだけ。涙が出ました。こんな学校もあるんです。

うちの息子は私立の学校に通っていますが、ごく普通の家庭の子が通う学校です。
学費や通学のしやすさから選択の余地はほぼありませんでした。裕福な家庭であればもっと選択肢は広がります。それは日本でも同じですね。

わりと厳しい教育システム

モロッコの学校では小学校でも年に数回試験があって、パスしないと進級できません。
息子が通う学校では試験が終わると、試験結果を受け取りに親がいかなければなりません。
なかなか面倒です。

ぼかいか
ぼかいか

そういうわけで、学校に行ったのでした。

幼稚園でさえ、試験をパスしないと進級させない学校もあります。以前通っていた幼稚園では、「あの子、モワイエン(日本でいう年中さん)2回目だよ」なんてこともありました。

逆に標準より1年早く入学させることもできるので、生まれ月によっては考慮してもいいかもしれません。モロッコではよくあることです。

日本との違い

4月に新年度が始まる日本では、子供たちの学年は4月から翌年の3月生まれの子供たちで区切られます。
対してモロッコでは新年度が9月に始まり学年はその年の1月から12月に生まれた子供たちで区切られます。
これはフランス式のシステムで学年の呼び方などもフランスと同じです。

うちの子供たちの場合、モロッコの学校だと学年が1つ違いだけど、日本の学校だと学年が2つ違いになります。考えるたびいつも混乱してしまいます。

学校の様子

校舎の壁にモロッコ国王が描かれている。
公の場所には国王の写真や絵を飾るという法律はあるものの、国民は楽しんで飾っている気がする。

ちなみに、アンディ・ウォーホルのマリリンのようにポップに仕上げた国王や水上スキーする国王の写真などをみたことがあります笑

子供向けに鉛筆型の柱があったり、カラフルなペイントが施されていたりする。

これは去年、新学期が始まる前に来た時の写真です。机は普段はもっと多いそうです。
素朴ではありますが、カラフルに塗られた椅子や、楽しげに飾られた壁など、学校側の心遣いが感じられます。

ちょっとした階段に使っているタイルがとってもモロッコ!

色は地味ですが、かなり凝った形のタイルを使用。もしかすると4枚一組ぐらいのタイルかな??なんて思ったり。

同じ敷地にある幼稚園の園児向けの遊び場。
草が伸びちゃっているのは、コロナで使用頻度を減らしているせいかも、と勝手に想像。

運動場もタイル。危なくないのでしょうか?
日本の小2にあたる息子が言うには「赤ちゃんみたいな運動しかしない」だそうです。
しかも週にたった1回だけ!元気に動き回りたい男の子には気の毒です。

水道もやっぱりタイル使ってます。

まとめ

モロッコの学校は日本に比べたら施設・設備などは質素です。でも教室内の飾りつけなどから、ぬくもりの感じられる空間でした。

広告

タイトルとURLをコピーしました