モロッコ人の手作り伝統菓子はお店で売ってるレベル 

食べる


ご近所の料理が得意なマダムから手作りのモロッコ伝統菓子をいただきました。数種類の盛り合わせを、子供たちとあーだ、こーだ言いながら楽しく、おいしくいただきました。

今日はモロッコの伝統的なお菓子をご紹介したいと思います。

餃子みたいな形 コオブゴゼルもしくはcornes de gazelle

アラビア語をカタカナに直すのはとても難しいです・・。「コオブゴゼル」とお店で言ってもモロッコ人には伝わらないかもしれません。

フランス語で言う時はcornes de gazelle、ガゼルの角という意味になります。
アラビア語だとゴゼルはガゼル(鹿の一種)、コオブは踵の意味?のようなのですが、モロッコ人の夫の認識では「角の形のお菓子」ということでした。

私がアラビアゴをよく理解していないためなのでしょうが、言語が変わると、同じガゼルでも部位が変わってしまうのは不思議だなーと思います。

だんなさん
だんなさん

私はこれが大好きなんです

ぼかいか
ぼかいか

あなたはオレンジフラワーウォ―ターの香りが好きだものね!

正直に言いますが、私はそんなに好きじゃないです。外側は硬いとも柔らかいとも言えない、もそっとした微妙な硬さ。中はアモーンドの入った餡にオレンジフラワーウォ―ターの香り付けがされています。味は甘すぎずおいしいのですが、なんというか、外側にもっと水分が欲しい感じです。

ただ、ここはモロッコですから、気候的に水分が多いお菓子だと日持ちせず、難しいのかなと思ったりします。

マダムのコオブガゼルはちょーーーっとだけ焼色が濃い気がします。けどお店で売っているものと味も形もほとんど同じです。

ブリワット

オレンジフラワーウォ―ターで香り付けされたアーモンドの餡を春巻きの皮で巻いてあげたもの。仕上げにハチミツをまぶしています。
パリパリしていておいしいです。子供たちも大好きです。

ゴリーバ

丸くてひびが入っている。
ぼかいか
ぼかいか

この白いクッキーと茶色のクッキーの名前は何?

だんなさん
だんなさん

なんだったかなー、名前忘れました

写真の丸いクッキーはゴリーバ、白いクッキーも名前があるはずですが、忘れました。

ゴリーバは噛むとホロホロと崩れ、サクッとしていますが硬くなく、おいしいです。
白い方も食感はだいたい同じですが、こちらはココナッツが入っていて風味が違っています。私はこれが大好きです。

ぼかいか
ぼかいか

お!お菓子の中にクルミを発見!!

さりげなく、殻をむいただけのクルミも入っています。モロッコっぽいですね。

ちょっとした箸休めや飾りのために入れたのでしょうが、すぐさま子供たちの手が伸びました。

モロッコではナッツ類がよく食べられています。アーモンド、ピーナッツ、カボチャの種など夫も子供も大好きです。

さすが、マダム

ある一定の年齢になった女性はだれもがマダムなのですが、いただいたお菓子を見ると敬意をもってマダム!と呼びたくなります。

タルト生地の台にナッツやドライフルーツが入っています。そしてエディブルフラワーでしょう、ドライの花びらがのっています。
少なくとも私の親戚はこういうものは作れません。マダムの家は洒落てるなーと思ってしまいます。

チョコレートかなと思って食べたらグニャッとしました。柔らかめの欲しい芋ぐらいの固さです。

ドライイチヂクの味がします。チョコレートも入っているような気がするのでドライイチヂクをペースト状にして、チョコレートを混ぜたのかもしれませんが、よくわかりません。おいしいです。

これはマダムから頂いたものではなく、買ったものでシュバキアというお菓子です。
これは、噛むとモソッと柔らかく、日本のかりんとうのような味で、表面にハチミツがたっぷりかけられています。モロッコではポピュラーなお菓子です。以前このマダムからいただいたこともあります。

そして、この茶色で四角いお菓子。味はシュバキアとだいたい同じですが生地がシュバキアより柔らかく、中にとろーんとした乾燥イチジクが入っています。

モロッコに暮らして思うことは、料理のバリエーションが少ないということです。
ひとつひとつはおいしいのですが、お祝いの時などは、いつでもどの家でもほぼ同じ料理なのです。

「どんなごちそうが食べられるかなぁ」ではなく「今日はあれを食べるんだなぁ」という思考になります。

お菓子も同じで「いつものやつだな。」と思いながら食べています。
そんなわけで、今回いつもと一風違ったお菓子を食べられてうれしかったのです。

フッカス

単独で写真を撮っていませんでした・・

写真の端の方ある四角いクッキーは、フッカスというクッキーです。イタリアのビスコッティの柔らかめのものに味も食感も似ています。

好みによって入れるものは変わり、アニスを入れる人もいますが私はあまり好きではないです。マダムはピスタチオとアーモンドを入れました。賛成です!

ぼかいか
ぼかいか

アニスは子供受けが悪いよ。マダムも子供がいるからわかってるねー。

義母の作ったバグリール

義母がバグリールというものを作ったので、ついでにご紹介します。

パンケーキのような感じですが、卵や牛乳は入っていません。特徴的なのは焼き方で、片面しか焼かないで表面をボコボコにします。炭酸水を使うときれいなボコボコができるそうです。
ハチミツとバターをつけていただきます。

まとめ

日本の和菓子はケーキやクリームがたっぷりの洋菓子と比べたら地味ですが、おいしいですよね!

同様にモロッコの伝統的なお菓子も、一見地味に見えるかもしれませんが、食べてみるとおいしいんですよー。

モロッコ人の女性は、こういったお菓子を作れる人が多いです。しかも、お店で売られているレベルなんです。すごい。

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