私はモロッコのマラケシュに10年以上住んでいます。
住んで、買って、使ったからこそおすすめするモロッコ土産を紹介します。
忖度なしで言いますよ!
アルガンオイル&その他のコスメ
何といってもモロッコ土産のおすすめナンバーワンはアルガンオイルです。スキンケア用と食用があります。
モロッコが誇る名産品です。
モロッコ国内のいろいろなところで売っていますが、専門店で買えば安心です。
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マラケシュにあるネクタロームのお店で購入してみました。
キャップがスポイトになっています。箱の高さは8cm。
15ml入り50DH。はっきり言って日本で買うよりかなりお得です!
女性がもらったら絶対うれしいお土産です。
その他 美容関連で定番のモロッコ土産
・ローズウォーター
モロッコのバラの谷からとれる薔薇から作った薔薇水。化粧水として使えます。
・ガスール
ミネラルをたっぷり含んだモロッコ産粘土、ガスール。顔パックに使えば汚れすっきり、肌はもちもちでワントーン明るい肌が手に入ります。(使用感には個人差があります)
・ウチワサボテンオイル
オリーブオイルの400倍、アルガンオイルの1.5倍ものビタミンEを持つ。ウチワサボテンの種から採取できるオイルは非常に少ないため、お値段はお高め。
・サボンノワール
オリーブオイルが原料のペースト状石鹸。モロッコ人はハンマムで垢を出しやすくするために全身に塗って使います。洗い上りがしっとりするのが特長。
正直に言うと私もうちのモロッコ人も石鹸としては使いません。ハンマムでのみ使います。
理由は
・洗い上りがさっぱりした感じがしない
・ペースト状なので使いにくい
・くさくはないけど匂いが地味
などが理由です。でも大絶賛する人もいますし、ナチュラル素材の良いものであることは間違いありません。
リサイクルガラス製品
モロッコ在住日本人やモロッコが大好きという方がかなりの確率で持っていると思われます。現地ではおしゃれなレストランで使われている率が高いです。
薄い色と少し気泡が入っているのが特徴。あたたかみを感じます。左のカップは昔ながらのモロッコのティーグラスの形。
写真の商品はマラケシュのメディナで購入。
カフェ・デ・ゼピスというカフェの下の階の店。
絨毯(ラグ)
おすすめする理由はズバリ「素敵だから」。
ヨーロッパ人にも人気でモダンな部屋にも使えます。
私はモロッコの絨毯を知る以前はペルシャ絨毯のようなものを想像していたのですが全然違いました。モロッコの絨毯は地方や部族ごとに伝統的な手法・デザインが用いられており種類が豊富です。
「絨毯は高いから買えない」と思っていませんか?値段を聞いてみると意外にお手頃価格だったりします。
小さいサイズもありますし、お店から海外発送してもらうこともできます。
バブーシュ・履物
モロッコ土産の定番、バブーシュはスリッパのような履物です。
先がとがったもの、先が丸いもの、外履き用、室内履き用などの種類があります。
50DHぐらいで買えるものは中国製の場合があるので気を付けましょう。良いものはそれなりのお値段がします。
スークではバブーシュだけでなく職人が作る靴やサンダルなども売られています。おすすめです。
フェズ刺繍
フェズに行ったらぜひ見て欲しいのがフェズ刺繍です。裏から見ても表から見てもきれいな模様になっているのが特徴的です。
化石・天然石
モロッコではアンモナイトや三葉虫などの化石が発掘されます。ジャンジャン出てるので売っても支障がないのです。だからたくさん売られていますが偽物も売られているそうなのでご注意下さい。
つるつるつやつやの手のひらサイズアンモナイト。美しいです。
ベージュのアンモナイトはおしゃれ!
化石売り場の近くには天然石が売られていることが多いです。
化石ではありませんが、サソリをとじこめたアクリルキーホルダーを買ったことがあります。
お気に入りだったのですが息子がなくしてしまいました。
また買うつもりです。
ジャンボ錠前
とっておき情報です。これを紹介している人を私は見たことがありません。
ジャンボ錠前はマラケシュのメディナ内の鉄製品工房が集まるエリアで売っています。
「可愛いけど使い道がないなぁ」とずっと思っていました。
しかしこの写真を見た友達が「無駄に家の壁につけて、ガチャガチャやりたい」とコメントしてくれました。
いやー、目から鱗!「ガチャガチャを楽しむ」。それでいいんです。こんな使い方もアリです。
私の夫(52歳)も楽しそうにガチャガチャやっていました。老若男女問わず楽しめそうです。
(鉄アレイのような形の「カルカブ」もぶら下がっています。これはグナワ音楽で使われる楽器です)
木工芸品
モロッコのスークでは木工芸品もよく売られています。
いろいろある商品の中でも私が得におすすめしたいのはロバの置物です。
写真は象ですが、木彫りのロバがたくさん見つかります。
動物の種類はいろいろありますが、ロバが断然かわいいです。何店も回って見比べることをすすめします。
私が買ったロバは息子が壊してしまいました。また買うつもりです。
大事なことなのでもう1回言いますね。
ロバです。かわいいのはロバの置物です。
私のお気に入りです。
厚さ1.5センチぐらい、つまみの付いた木の箱。
つまみをスライドさせるとヘビが出てきます笑。
ただそれだけです。でも可愛くて癒されますよ。
プフとその他革製品
革製のスツール(背もたれのない椅子)をプフと言います。オットマンとしてもおすすめです。
自分で詰め物を入れて使用しますが、いらない洋服などを入れるとよいでしょう。
売っているときはぺしゃんこで積み重なっています。
大きいサイズ。2~3人座れます。詰め物はパンパンに入れるのが断然おすすめです。
靴を履くときの腰掛としても便利。
こちらは革製品とラグのコラボリュック。正直言うと蓋の金具が面倒です。でも金属のパーツは壊れやすいのでこのようなシンプルなものの方が修理しやすく長く使えることになります。
男性へのお土産にもよさそうす。
かごバック
かご製品はモロッコ土産のド定番です。メディナにいけば探さなくてもそこらじゅうで目に入ってきます。
洗濯物入れに使えそうなバッグ。
折りたたんでもOKなので持って帰ることもできますよ。
モロカンランプ
こちらは持って帰るのが大変なのでおすすめにするべきか迷いましたが、ランプは人気アイテムです。
お部屋の雰囲気をガラッと変えることが出来そうです。
アクセサリー
日本にはないセンス、異国を感じるアクセサリーがたくさんあります。
ピアスはフックタイプピアスしか私は見たことがありません。
モロッコっぽさを感じるデザイン。
左のピアスは貝殻が使われています。角度によって色がかわるのがきれいです。
体が隠れる長い服
伝統的な衣類、ジュラバやカフタンは素敵ですが買っても使う機会がないかもしれません。
名前はよくわかりませんが、薄手の長い着るものが売られています。夏の部屋着やビーチで使えそうです。
私が使っているものです。どこにでも売っています。
誰だったか忘れましたが、ハリウッドセレブが色違いの黄色を着てたのを雑誌で見ましたよ!
鮮やかな色と胸元の柄が素敵です。(私ではありません)
これは砂漠で男性が着る服を女性用にアレンジしたのかな?という気がします。
その他
アラビアンな雑貨。(ベルベルかも?)
鞘の中にちゃんと刃があります。
写真の右の方には大小さまざまなランプも見えますね。
安いキーホルダーはばらまき土産にしてもよさそうです。
ティーポットの形をしたキーホルダーは1個10DH。
ラクダグッズ
砂漠に行ってラクダ乗り体験をする方も多いのではないでしょうか。ラクダグッズを買えば見るたびに砂漠を思い出すことができるかもしれません。
スークだとキーホルダーやTシャツなどはよく見かけます。
これは数年前に空港で買いました。写真では隠れてしまいましたがこぶがあります。ヒトコブラクダです。
スーパーで買う
個人的にはモロッコのお土産はスークで買うのがおすすめだと思っています。
日本のスーパーのような高品質な商品はモロッコのスーパーでは期待しない方がいいです。
でもせっかく旅行に来たなら何でも楽しみたいですよね。それはそれで楽しめばいいと思います。
モロッコで大きいスーパーはフランス資本の「カルフール」、モロッコ国王が出資してる「マルジャン」が挙げられます。カルフールではアルコールを取り扱っています。
イスラム国家ですが観光客向けにビールも作っています。
カサブランカビールは有名です。缶もあります。
私はアルコールが苦手なので味はわかりませんが、飲んだ皆さんが「おいしい」と言いますよ。
とり肉用味付け粉末
海外のスーパーでクノールの粉末スープをお土産に買う人は結構いるのではないでしょうか。国ごとに個性があって面白いので私は買う派です。
しかし残念ながらモロッコのスーパーではクノールの粉末スープは見たことはありません。クノールではない会社の粉末スープはありますが、私はおいしいと思わないのです…。
インスタントのハリラスープの素が売ってます。
本物にはかなわないけど、面白土産にいかがでしょうか?
私がおすすめするのはこちら!「とり肉用味付け粉末」
付属の袋に肉と粉末を入れて味付け完了。簡単に異国の味が楽しめます。クノールもそれ以外の会社の商品もおいしかったです。
ばらまき土産 大所帯の職場にはこれ
長期休暇を取った後は職場にお土産を買うのは当然。そんな雰囲気ってありますよね。
お菓子なら無難ですが「個包装」「食べやすい」「大量でも安い」など職場用ならではの条件をクリアしなければなりません。
私がおすすめするのは食べきりサイズのクッキー、その名はGOLDEN。
写真一番下がGOLDENクッキー。9枚ぐらい入っていて1~2DHぐらい。
オレンジフラワーの香りがします。地味ですがおいしいです。
袋のデザインをもう少しどうにかして欲しいところですが。
他のウェブサイトで箱に入っているクッキーが紹介されているのをよく見かけます。確かにおいしいですが個包装ではないので職場で配るのには不向きだなと思っています。
アムルー
ペースト状にしたアーモンド、はちみつ、アルガンオイルを混ぜ合わせたもの、それがアムルーです。栄養たっぷりでモロッコ人はパンや朝食のムスンメンに付けて食べます。
「ペースト」と紹介されることが多いですが、どちらかと言えば液体寄りです。(商品にもよる)
正直言うと「甘みがもう少し欲しい」と思うこともあります。それでもおいしくてたくさん食べてしまいます。
日本人は「甘すぎなくておいしい」を好む方が多いですからちょうどいいのかもしれません。おいしいことは間違いないです!
スーパーだとジャム売り場にあります。
ジャム売り場には蜂蜜も並んでいます。モロッコの蜂蜜はおいしいですよ。
ジャムはモロッコ製のものが安いです。全体的に酸味と香りがもう少し欲しい気もしますが普通においしいです。
イチジクのジャムはクリームチーズと一緒に塗って食べてるのがおすすめ。息子がこれが好きであっという間に空になります。
デーツシロップ
デーツ(ナツメヤシの実)はアラブではよく食べられる食べ物です。モロッコでもたくさん売っていますが大きな箱売りだったり、砂だらけの時もあるし、お土産としてはどうかなという気もします。
デーツシロップならモロッコ感もあっていいんじゃないかなと思います。味は黒糖のような感じ。すごく甘くてコクがあってしっかりおいしいです。お値段38DHでした。
ハーブ&スパイス
ハーブ&スパイスはスーパーで買えば袋入りなので安心です。日本で買うよりお安く買えるのではないでしょうか。モロッコ料理を作るならクミンは必須です。
私のおすすめハーブはヴェルヴェンヌ(verveine)。英語で言うレモンバーベナです。
モロッコではやリラックスしたい時などにお茶として飲みます。牛乳で飲む人も。
お土産によさそうなティーバッグはありますが、安いものは味もそれなりです。
いくつか買いましたが1バッグの茶葉の量が少なすぎると感じました。
ちなみに私の日本の家族にはミントティーのティーバッグが好評でした。
bioのコーナー
bioというのはオーガニック製品のことで、スーパーにはbioの製品のコーナーがあります。
他の商品と比べ値段は高くなりますが、その分きれいに包装されていたり、パッケージがおしゃれだったりします。bio大国のフランスからの商品が多いのでモロッコ土産としてはどうなのかと正直思いますが、こだわらなければ楽しいかもしれません。
先にデーツはおすすめしないと書いたのですが、小ぎれいなデーツが売ってるのも見かけました。
知ってて損なし!注意点など
私が実際に使ってみた上での感想やアドバイスです。
ミントティのグラスもお土産にいいと思います。
色がついているグラスは何度も使っていると色の部分がはがれる場合があります。
優しく洗うと長持ちします。
それほどすぐにははがれないのでご安心ください。
モロッコと言えばタジン鍋。
火が強すぎると割れます。私はもう何個も割っています。
最初は弱火にしなければなりません。
・革製品のにおい
革がクサい場合があります。陰干しするとにおいが弱まるそうです。買う時に匂いを確かめてみた方がいいでしょう。
日本は湿度が高いのでモロッコよりにおいやすいかもしれません。
・布製品の色落ち
スークで買った服や布製品は洗濯時に激しく色落ちする場合があります。最初は単品洗いをすることをおすすめします。
・鏡はゆがんで写る
金属で縁取りされた鏡も素敵です。日本の鏡と違って少し離れると若干歪んで写ることがあります。それが魅力、味わいと思って買いましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
モロッコは雑貨天国、買い物天国です。手作りの物が多いので違う場所で全く同じものを買うのは難しいので気に入ったら買うのがおすすめ。決断力が必要です。
それでは、よい旅行、よいお買い物を!!