昨日の夜、庭でハリネズミを見つけました。今日はモロッコで遭遇した生き物たちの話をします。
ハリネズミ
昨日の日中の気温は47℃。夜、暑くて庭に出たらハリネズミを見つけました。壁際でじっとしています。私たち家族が近づいても、フラッシュで写真を撮っても動かずおとなしかったです。
子供たちが「触りたい」と言い出し、夫が「大丈夫だよ、そっとね」と言いました。
本音としてはむやみに触って欲しくないのですが、体験することは子供には必要なのかもと思い触らせることに。
毛を触ったらプラスチックみたいな感じだった。
ざらざらしていたよ!!
へぇ、そうなんだー。でも私はちょっと怖いよ。
このハリネズミは大丈夫。
危険を感じると球状になるだけですよ。
サソリを食べてくれるから捕まえないで放っておきます。
昔のモロッコ人は病気の治療目的でハリネズミを食べる人もいたんですよ。
サソリ
私はモロッコの中では都会と言われるマラケシュに住んでいますが、うちの近所は空き地が多いためサソリが出ます。
年に2回ぐらいサソリ除けの薬を散布していますが、先日家の中に潜んでいるのを発見しました。怖いですね~。
サソリに刺されたらどうするの?
すぐに病院に行く。それだけです。
カエル
ハリネズミを見つけた数メートル先にカエルが住んでいます。
15センチぐらいの大きさで平べったい体をしています。庭に水やりをするときに水が溜まりやすい場所なので気に入っているようです。
近所の子供が遊びに来たときにも見つけられて、その子は私の裁縫道具の中の糸きりハサミを持ち出して刺そうとしていました・・。「だめだよ!」と助けてあげたので、いつか恩返しがあるかもしれません笑。
小さなカエルを見つけたこともあります。3歳ぐらいの子供の手に乗せてもこんなに小さいです。このカエルを見つけてからしばらく後にどこかの国で世界最小のカエルが見つかりました。体調1㎝ぐらいだそうです。
もしかしたら、モロッコでも見つけるチャンスがあるのではないかと密かに思っています。
カメレオン
見て見て!カメレオンですよ!触っても大丈夫。
数年前、モロッコのヴォルビリスへ古代遺跡のモザイク画を見に行った時にカメレオンに遭遇しました。
私は興奮して気が付かなかったのですが、手の上に乗せてからゆっくりと体の色を変化させていたそうです。近くにいたヨーロッパ人の観光客ともみんなで驚きを分かちあって楽しいひと時を過ごしました。
ヤモリ
日本のヤモリはちらっとしか見たことがないのですが、モロッコのヤモリとたいして変わらない気がします。
以前住んでいた家の台所は屋上にあって、隙間だらけのボロボロでした。
気が付くとヤモリがやってきて住みついていました。つがいでしょうか、2匹同時に見たこともあります。
真っ黒の目がかわいらしく、ゴキブリを食べてくれるというのでそのままにしていました。
よっぽど食べ物(ゴキブリ?)が豊富だったのか、何年も住みつき、体も大きかったです。
新居を建て去年引っ越してきたのですが、この家にもヤモリが住みつきました。一年経った今も住んでいますが、とっても小さいです。まだこの家ではゴキブリをみていないのでやっぱり食べ物の違いかなと思っています。
ちなみにヤモリはモロッコ語でチャカリータ。なんか可愛いくないですか?
コウノトリ
モロッコには、コウノトリがたくさんいて、私の住んでいるマラケシュでも見ることができます。
大きな鳥なので当然巣も大きいのですが、とても目立つところに巣作りします。
モロッコ人は動物に優しいのであまり追い払ったりしないのかもしれません。近所のモスクにも大きな巣がありますし、観光地の遺跡にもたくさんあります。
厳密にいうとモロッコのコウノトリは日本のコウノトリの近縁種で日本ではシュバシコウと呼ばれるそうです。日本では絶滅危惧種のコウノトリですが、このシュバシコウはそのような危惧はなく安泰ということです。
カタツムリ
カタツムリと言っても日本のカタツムリと同じではありません。殻の形は日本のカタツムリのように丸っこい形ですが、巻貝のような固い殻です。
モロッコ人はカタツムリを食べます。主に屋台で食べるのですが、容器を持参してたっぷり買って帰ることもあります。冷たくすると少し生臭みを感じますが、温かいうちに食べると全く臭みを感じることはありません。食感はバイ貝に似ています。
しょうがやレモンの皮の風味のきいたスープに入っていて、とってもおいしいです。
まとめ
他にも突然コウモリが家に入ってきたり、黒くて丸っこいビートル(名前わからず)がアスファルトを歩いていたり、人生で初めて出会う生き物がいます。
実は、ブログに書くことないなーなんて思っていたのですが、突然ハリネズミが現れ、生き物のことを書いてみよう!と思いつきました。
モロッコはアーティストにとっては刺激的な国と思っていましたが、私のような凡人でさえもまだまだワクワクすることの多い面白い国と改めて思った次第です。